「アームの株価が一時64%高(77ドル→126ドル)、海運大手マースクは一時25%の急落」
2月8日の米国株式市場では、前日に決算を発表した半導体メーカーのアーム(ARM)の株価が約50%の急騰(日本時間9日午前5時20分)となっています。一時は64%高までありました。
前日に4%上昇したTSMCも連日の大幅高、6%上昇しています。一方で、NVDAやAMDは小幅安となっています。半導体関連株が全面高という訳ではありません。米国市場では、動きの良い銘柄に対するトレーディング意欲が活発です。
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デンマークの海運大手マースク(AMKBY)の株価が急落しました。日本時間9日5時20分現在、米国店頭市場で約14%下落、一時は約25%安までありました。
マースクは8日、10-12月期決算を発表しました。24年の業績見通しについて、EBITDAで10~60億ドルと発表しました。幅の広いレンジです。23年12月期のEBITDAは95億ドル、その前の22年12月期は368億ドルでした。
マースクの24年事業環境に関するコメントを以下に抜粋して引用します。
「24年のガイダンスは、世界のコンテナ取扱量の伸びが2.5%から4.5%の範囲となる予想に基づいている。海運業界における大幅な供給過剰の課題は、24年中に完全に顕在化する。紅海の海難事故の期間と程度については依然として不確実性が高い」
マースクは、昨年11月に公表した自社株買いの停止も発表しました。
2月9日午前5時25分記