「売り買い交錯で小動き」
「個別株物色は旺盛、三井E&S、日本KFCが大幅高」
2月28日の東京株式市場は、全般的には売り買い交錯となりました。前日終値と比べた変動率が低くなりました。米国株と同様な動きですね。以下に直近3日間のナスダック指数の動きを時系列で見てみましょう。
ナスダック指数の推移
23日15,996.823P(-44.798P)
26日15,976.251P(-20.572P)
27日16,035.300P(+59.049P)
ナスダック指数は、決算発表後のNVDAが急騰した22日に460P上昇しました。その後の3日間は小幅な値動きが続いています。
NVDAの大幅高という大きな材料の消化が進んだ後、世界の半導体関連株・世界の株価指数の動きが、ややおとなしくなっています・
株価指数は小動きですが、個別株物色は旺盛な状況です。米国におけるコンテナ用クレーン需要の拡大が思惑視される三井E&S(7003)がプライム市場の売買代金の上位に入って大幅高です。中国製のクレーンが米国国家安全保障にリスクをもたらすとの観点から、三井E&Sグループの生産する大型クレーンの需要が中期的に増加するとの期待が働いています。
また、三菱商事による保有株売却計画が報道された日本KFC(9873)が大幅高となりました。M&Aによる産業界の活性化が強く意識されている東京市場です。
2月28日午後3時10分