「日本株下落、インテルの株価は時間外取引で10%下落」
「日本でも半導体関連株が下げる」
1月26日の日本株は下げました。半導体関連株が下げました。
日本時間26日朝、インテルが決算を発表しました。1-3月期の売上高について122億~132億ドルの見通しを公表しました。10-12月期実績の154億ドルと比較すると14%~20%減少します。「パソコン向けの半導体の在庫調整が長引いている」と捉えられました。インテルの株価は時間外取引で10.88%下落しました。
インテルの株価が下げれば、他の半導体関連株も悪影響を受けるとの見方が生じました。日本でも半導体関連株が売られました。
ただ、インテルの時価総額は現状で約2100億ドルです。これに対して、エヌビディアは1兆5200億ドル、TSMCは6000億ドル、AMDは2880億ドルあります。
そもそもインテルのCPUの市場をエヌビディアのGPUが席巻するとの観点からエヌビディアの時価総額が巨大化してきた経緯があります。インテルの1-3月期売上高見通しが厳しいとしても、エヌビディアの株価に対する影響は限定的でしょう。
インテルの1-3月期売上高は、前年同期比では+4%~+13%の計画です。18日に決算を発表したTSMCの1-3月期売上高見通しは前年同期比+7%~+11%でした。前年同期比で見れば、インテルの売上高は増加します。半導体需要に大事が生じているわけではないのでしょう。
1月26日午後3時30分記