「11月CPIは前年同月比3.1%上昇、コアは4.0%上昇」
「株価上昇」
「ZEW12月調査、強気派が引き続き優勢だが、弱気派の比率が上昇」
12月12日の米国株は上昇しました。上昇率は、NYダウが0.48%、ナスダック指数は0.7%でした。
労働省は12日、11月のCPIを発表しました。総合物価指数の上昇率は前年同月比「+3.1%」と、10月の「+3.2%」に対して鈍化しました。
11月消費者物価指数(前年同月比)
総合+3.1%(10月+3.2%)
コア+4.0%(10月+4.0%)
以下に時系列で示します。
総合物価指数の推移(前年同月比)
6月 +3.0%
7月 +3.3%
8月 +3.7%
9月 +3.7%
10月 +3.2%
11月 +3.1%
(前月比)
6月 +0.2%
7月 +0.2%
8月 +0.6%
9月 +0.4%
10月 +0.0%
11月 +0.1%
コア
(前年同月比)
9月+4.1%
10月+4.0%
11月+4.0%
(前月比)
8月+0.3%
9月+0.3%
10月+0.2%
11月+0.3%
物価上昇の鈍化を示す内容です。FED WATCHにおける政策金利見通しには大きな変化は生じませんでした。米国時間13日にはFOMCの結果が発表されます。
FED WATCHによると、市場参加者は来年末までに3-6回の利下げを予想しています。
FED WATCHに24年末政策金利予想(米国時間12日午後4時)
3.75~4.00 15.7%
4.00~4.25 28.7%
4.25~4.50 28.5%
4.50~4.75 16.5%
(現状は5.25~5.50%)
FOMCメンバーの政策金利見通しを見て、マーケットとのギャップを測ります。
☆
ドイツの調査機関ZEWは12日、Ⅰ2月の景況調査を発表しました。ドイツのアナリスト161人を対象に4日~11日の間に行われた調査です。
株価については、引き続き強気派が優勢な状況です。しかし、株価上昇を予想するアナリストの比率は低下しています。
ZEWにおける株価見通し
DAX指数 +19.4(前月比-21.4)
NYダウ +25.0(前月比-16.7)
DAX指数について上昇を予想するアナリストの比率は42.9%(11月比-13.8%P)です。下落予想の比率は23.5%(11月比+7.6%P)でした。引き続き強気派が優勢ですが、株価上昇に伴って、12月は弱気派の比率が上昇してきました。
12月13日午前6時5分記