「ADP雇用者、11月は10万3000人増加」
「賃金上昇率5.6%(前月5.7%)
「原油価格は5か月ぶりの70ドル割れ」
民間調査機関のADPは6日、11月の雇用調査を発表しました。民間企業の雇用者は前月比で103000人の増加となりました。10月分は、従来の113000人に対して106000人に下方修正されました。
11月の賃金上昇率は、同じ会社での継続勤務者が5.6%となりました。転職者は8.3%でした。時系列で示します。
賃金の伸び率(ADP)
継続勤務者
9月 5.9%
10月 5.7%
11月 5.6%
転職者
9月 8.8%
10月 8.4%
11月 8.3%
賃金の伸び率鈍化が確認されました。雇用者の購買力鈍化を通じてインフレ鈍化を想起させる内容です。
米国10年債利回りは、前日より0.06%Pほど低い4.10%台まで低下しました。
原油価格は70ドル割れとなりました。70ドル割れは7月4日以来、5か月ぶりです。
米国エネルギー情報局が発表した1日現在の商業原油在庫は4億4503万バーレル(前月比-463万バーレル)となりました。7週ぶりの減少です。しかし、ガソリン在庫の増加が原油価格下落要因になったようです。
日本時間7日5時30分現在、NYダウは0.1%、ナスダック指数は0.4%下落しています。
12月7日午前5時40分記