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5月12日(日)に東京競馬場で行われる第19回ヴィクトリアマイル(GI)に登録しているモリアーナ(牝4、美浦・武藤善則厩舎)について、追い切り後の武藤善則調教師のコメントは以下の通り。

(前走の阪神牝馬Sは3着)
「かなりペースが遅かったので、後ろから2番目にいた時点で厳しいかなと思っていたのですが、あそこから32秒台の脚を使ってくれて3着まで来てくれました。内容的には満足しています。
2000mを2回、2200mを1回使って、折り合い面でかなり成長できていました。道中のリズムもすごくリラックスして走れていた分、あのような鋭い脚を使えたのかなと思っています。
右回りのマイルだとどうしても折り合いに苦労するところがあるのですが、今回は左回りなので、その辺は期待しています」

(前走後の調整について)
「ずっと在厩のままで、オンオフをつけながら、いつもの調整パターンで仕上げました」

(調教過程を振り返って)
「1週前は負荷をかけたかったので、正面から出ていつものウッドチップコースでの1周半の追い切りでした。5ハロンも65秒台で、最後も11秒4かな、まあ満足いく動きだったと思います。
(最終追い切りは)あまり速くならなければいいなと思って、武藤雅騎手にもその辺を気をつけて乗ってもらうように指示しました。上手く乗ってくれて、69秒台でおさめて、良い動きでした」

(今回のレースに向けて)
「どの相手に対しても、東京のマイルは差のない競馬ができていますし、パフォーマンスを一番披露できる舞台だと思っています。折り合い面に関しても安心して見ていられるので、ここはチャンスかなと思っています。
自分からレースが作れない弱みがあるのですが、東京の場合はある程度ポジションを取りに行っても折り合えると思っているので、射程圏にいれて直線に向いてくれば、何とかなるかなと思います。
おなじみのメンバーというか、4歳勢に限っては何回も戦っている相手です。あとはナミュールとの初対戦があって、その辺がどうかというところですが、力を出し切れば抵抗できる馬かなと思っています。
(ナミュールは)ここのところ充実一途の感じがありますし、一番充実している5歳だと思っていますので、強敵にはなるかと思います。
国内では古馬牝馬のGIは、ヴィクトリアマイルと秋のエリザベス女王杯しかないので、ここは本当に狙っていくつもりでいます。結果が出るぐらいの自信の仕上げにはなっているので、何とかGI馬にさせられるように送り出したいと思います。応援よろしくお願いいたします」

(取材:米田元気)

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