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東京11Rの第29回NHKマイルカップ(3歳GI・芝1600m)は2番人気ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒4(良)。2馬身半差の2着に1番人気アスコリピチェーノ、さらにクビ差の3着に10番人気ロジリオンが入った。

ジャンタルマンタルは栗東・高野友和厩舎の3歳牡馬で、父Palace Malice、母インディアマントゥアナ(母の父Wilburn)。通算成績は6戦4勝。

レース後のコメント
1着 ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)
「本当によく頑張りました。(この馬が一番強いと)お見せできればという話をしていましたが、1600mで走ることに関しては絶大なる自信を持っていますので、この同世代であれば、普通に走りさえすれば負けることはないと思っていましたので、ただ、皐月賞からの中2週というところで、疲れがどうなのかなというのは一番の懸念点でしたが、それでもこうやって勝ち切ってくれましたので、やはり素晴らしい走りができる馬だなと思います。
彼のリズムを大事にしながら、とてもリズムよく走ってくれました。とても雰囲気よく道中回って来られましたし、もう負けることはないなと思いながら道中乗れるくらい、素晴らしい雰囲気でしたので、あとはもう無理しない程度に、とはいえGIなので、最後までしっかり走りきってというところでした。
朝日杯もこのレースも素晴らしい走りを見せてくれましたし、適距離ではない皐月賞でもあれだけ頑張って、素晴らしい走りをしてくれていましたけれど、これから、よりこのマイルという距離で、この馬が日本で一番強いんだというレベルまでいければいいなと思っています」

1着 ジャンタルマンタル(高野友和調教師)
「皐月賞後は馬の状態に合わせながら調整してきました。表面的には競馬にいっても問題無さそうでしたが、体の芯はそうではなかったと思います。冷静に走れるように、騎手に安心して乗ってもらえる操作性をと、スタッフ一同でケアしてきました。川田騎手も完璧にエスコートしてくれました。
今後は夏休みといいますか、馬の回復にあてたいと思います。距離に関してはもう少し長いところもこなせると思っていますし、馬の成長次第で考えていきたいと思います」

2着 アスコリピチェーノ(C.ルメール騎手)
「すごく良い競馬をしてくれましたし、良いポジションを取れました。最後は狭くなりましたが、また良い脚を使ってくれました。1600mはベストで、もう少し長くても大丈夫です」

3着 ロジリオン(戸崎圭太騎手)
「会見でも言っている通り、馬は成長していました。競馬は元々上手でしたし、フットワークも良かったので、ある程度良いレースが出来るのではないかなと思っていました。競馬もやはり上手でしたし、強い相手に頑張ってくれています」

4着 ゴンバデカーブース(J.モレイラ騎手)
「この馬はまだキャリア2戦しかしておらず、GIへのチャレンジは大きなステップアップでした。休み明けを考えれば落ち着いていましたし、レースを2回しか使っていないとは思えないおとなしさを見せてくれました。リズム良くレースができ、直線で外に出してからは長く脚を使ってくれました。最後は脚が上がってしまいましたが、いい内容だったと思いますし、これからさらに成長していってくれると思います」

5着 イフェイオン(西村淳也騎手)
「一度桜花賞を使って、良い意味でガス抜きになりました。返し馬は少しファイトしていましたが、レースは手の内に入っていました。女の子ですが、これだけ良いメンバーで掲示板を取れましたし、今後の未来は明るいと思います。楽しみです」

7着 ディスペランツァ(鮫島克駿騎手)
「外に出して、いざ伸びかけるというときに、内の馬が外に出てきて、僕の馬の目の前に入って、引っ張らなくてはいけない不利がありました。内枠でしたが、最後はしっかり外に出して末脚を生かしたいなと思っていたので、外に出し切ったところでのあの不利は痛かったです」

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