4月28日（日）に京都競馬場で行われる第169回天皇賞（春）に出走を予定しているサリエラ（牝５、美浦・国枝栄厩舎）について、追い切り後の国枝栄調教師のコメントは以下の通り。

「前走のダイヤモンドステークスは、チークピーシーズを着用して、少し馬に活気がありました。終いまでしっかり頑張って、いい競馬ができたのではないかと思います。血統的なものもありますし、牝馬にしては落ち着いて競馬ができる馬ですので、長いところが向くだろうと思ってレースを使っています。適性はあると思います。

体質も少しずつ強くなっていますし、穏やかなところは変わりません。この血統は、成長力があるというか、古馬になってからいいところもありますので、この馬にも期待しています。

牡馬相手ですので、そんなに簡単ではありませんが、勝負根性もありますし、今回は武豊騎手に乗ってもらえます。やはり長い距離は騎手の判断というのが大きいと思いますので、楽しみにしています。武豊騎手は初騎乗ですが、乗りやすい馬ですし、リズム良く行ってくれればとお願いしたいと思います。

一週前追い切りもしっかりやりました。その後も、飼葉食いや全体の雰囲気は落ちずに来ていますので、いいと思います。きょうの最終追い切りはサトノエピックと併せましたが、あまりびっちりやらず、かといって軽くもなくというところで、終い重点に、いい追い切りができたと思います。前走の時と同じぐらいには出来ていると思います。

牝馬ということで、なかなか難しいところもありますが、天皇賞を目標に来ましたので、頑張りたいと思います」

（取材：三浦拓実）