21日(日)に東京競馬場で行われるフローラステークスに出走を予定しているクリスマスパレード(牝3歳、美浦・加藤士津八厩舎)について加藤士津八調教師のコメントは以下の通り。
「ここまで新馬、特別と勝って期待通りの活躍をしてくれて嬉しく思っています。デビュー前から距離が長いところ、オークスと考えていたわけではありませんが、新馬戦の勝ち方を見て、オークスを見据えた方が良いのではとオーナーサイドから言われ、そこを目指していこうということになりました。
デビュー戦はいろんなことに気を使いながらフワフワして走っていましたが、前走は馬が学習していてしっかりと集中して走れました。賢い馬だと思います。その後放牧して、戻ってきた感じはすごく良く、これは上手く維持してあげればレースに良い状態で出せると思いました。
1週前の追い切りは最後の1ハロンをしっかりとやり、今朝は当該週なので、前にそれほど速くない馬を置いて直線まで我慢させて、最後の1ハロンを弾けさせるという指示を出しました。内容も良かったと思います。今朝の動きを見て、これなら内容のある競馬が出来るだろうという自信を持ちました。普段は調教でジャンプしたりやんちゃなところを見せますが、レースではそういうところは一切見せず、しっかりと集中して走ってくれるところが良い点だと思います。
今回は初めての東京コースとなりますが、調教での折り合い面を見ても広い東京コースで力を発揮してくれると思っています。ここが試金石となると思っていますので、ここで良いレースが出来ればオークスでもすごく期待を持っていけると思います。勝てるように、皆さんの期待に答えられるように頑張ります」
(取材:小林雅巳)