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12月24日(日)、佐賀競馬場(曇、稍重)で行われた第39回中島記念(1800m、12頭)は、序盤後方追走も最初のスタンド前で一気に先頭に立ち後続を離してレースを進めた3番人気のヒストリーメイカー(山口勲騎手)がそのまま押し切り、佐賀への移籍後初戦となった、姫路で行われた2月の白鷺賞以来、2度目の重賞制覇を飾った。勝ち時計は1分57秒2。3馬身差の2着に5番人気のグローリーが入り、さらに1馬身1/4差の3着に1番人気のブレイブアモーレ。4着ミスカゴシマ、5着にマイネルナイペスと伏兵が続き、2番人気のタガノファジョーロは6着だった。

勝ったヒストリーメイカーは父エンパイアメーカー母チヨノドラゴン(その父バブルガムフェロー)の牡9歳黒鹿毛馬、佐賀・手島勝利厩舎の管理馬。通算成績56戦17勝、JRA所属時代からダートグレード競走で好走を続けた実力馬。佐賀移籍後も好走を続け、重賞は2月の白鷺賞(姫路)以来の2勝目となった。騎乗した山口勲騎手は去年に続いて中島記念連覇、通算6度目の勝利。手島勝利厩舎は4年振り2度目の中島記念制覇となった。

レース後の関係者のコメント

1着ヒストリーメイカー(山口勲騎手)
「今日は代役でしたが、こうやって最後に中島記念を勝てて、馬も自分も良かったです。(前回鳥栖大賞で乗った時と)印象は変わりませんでしたが、調教師と思い切ったレースをしようと話していて、その通りになって良かったです。(スタンド前で一気に先頭)あそこまでとは考えていませんでしたが、ペースも遅かったので、自分のペースで行こうと思って行きました。今回はブリンカーを着けて馬具も替えていたので、そのあたりも良かったと思います。(どのあたりで勝利を)ゴールするまで油断はしませんでした。今年、自分も怪我があったりして休む時期もありましたが、こうしてこの場に戻ってこられましたので、また応援してください。ありがとうございました」

2着グローリー(岡村健司騎手)
「メンコを外したら元気も出て返し馬の雰囲気も良かったです。出たなりでスムーズに追走できましたが、少しコーナーで置いていかれて、ヒストリーメイカーに一気に来られて抵抗できませんでした。勝った馬が強かったです」

3着ブレイブアモーレ(石川慎将騎手)
「スタート後、出して取りに行きました。流れがスローになったり、ペースが上がったりと忙しい展開でしたし、手応えも今一つで、上がりの伸びも悪かったです。経験を積んで、強い競馬ができるようにならないといけませんね」

4着ミスカゴシマ(金山昇馬騎手)
「予定通り、逃げから2番手での競馬はできましたし、仕上がりも良かったと思います。最後までしっかりとこの馬の競馬はできましたし、頑張ってくれたと思います」

5着マイネルナイペス(出水拓人騎手)
「理想的な位置は取れましたが、最初のペースが遅すぎましたね。もう少し流れてくれた方が良かったです。頑張ってくれましたし、これからこのクラスで経験を積んでくれればと思います」

(取材協力:うまかつ.net)

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