１７日（日）に阪神競馬場で行われる朝日杯フューチュリティステークスに出走するセットアップ（牡２歳、美浦・鹿戸雄一厩舎）について鹿戸雄一調教師のコメントは以下の通り。

「前走の札幌２歳ステークスはまだ子どもっぽいところがあり、がむしゃらに走っていた感じでしたが強い競馬だったと思います。スピードがある馬なので自然とハナに立つだろうと思っていましたが、思った以上に強かったです。

その後は北海道の牧場に出して、涼しくなってから千葉の方に移り、１カ月半くらい前にこちらに戻ってきました。以前のようなヤンチャなところは落ち着いてきて、少しは大人になってきたかなと思いました。先週は横山武史騎手を乗せて追い切りましたが、彼もいい感じだと言ってくれました。順調にきています。

今朝はウッドコースでの３頭併せでしたが、何が何でもハナという感じでもないと思い、抑える練習をしてみました。折り合い面は以前と比べたらだいぶ良くなっていると思います。

輸送に関しては北海道へ行ったり来たりしていて問題はないと思います。阪神のワンターンのコースは初めてで多少不安はありますが、良い状態で出せるので頑張ってくれると思います。１６００メートルの距離はそんなに心配はしていません。

折り合い面を考えて距離を短縮してリズム良く走れると思い、ホープフルステークスではなくこのレースにしましたが、能力は秘めていると思っています。なんとかここで大きなタイトルをとらせてあげたいと思っています」

（取材：小林雅巳）