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 17日(日)に阪神競馬場で行われる朝日杯フューチュリティステークスに出走するシュトラウス(牡2歳、美浦・武井亮厩舎)について武井亮調教師のコメントは以下の通り。

「前走の東京スポーツ杯2歳ステークスは、ペースが流れてくれたおかげで一番の課題である折り合いもおさまり、この馬のポテンシャルを出してくれました。この馬は折り合っていければ凄い脚を使いますが、現状では前向きさが強すぎて、この馬の気持ちを生かしながら乗るとしたら前走のようなポジション取りになるのかなと思います。

前走後はすぐに牧場に出しました。牧場で見ましたが、レースを使う前よりかなり良い状態になっていました。先週はウッドコースでの単走で追い切りましたが、見た目は普通のキャンターで全然速くないと思えましたが、時計は凄く、やはりこの馬の能力は凄いと思いました。

今朝は併せ馬で折り合いの確認をメインとした調教でした。先行した馬のペースが速すぎて、思っていた以上の時計が出ました。間隔が短い分前走の最終追い切りよりは前進気勢が強くなったところはありましたが、途中からしっかり戻せたので折り合いについてはギリギリセーフかなと思います。

この馬は前進気勢がつよいだけで頭は良い馬なので輸送自体は心配していませんが、通常の関東から阪神までの輸送では前日に乗れなくなってしまうので、今回は明日木曜日に栗東に入れて、前日に栗東で乗って阪神競馬場に輸送するという形にします。

どちらかと言えば左にもたれる馬なので、右回りの直線の方が追いやすいと思っています。ポテンシャルの高さ、純粋に競走馬としての体力の高さがこの馬の良さだと思っています。前進気勢が強すぎてそのあたりをロスしている部分があるので、ロスなくそのままポテンシャル全部を発揮できるようになることが今後の課題です。

この馬を初めて見たのは1歳の時で、その時から血統面を含めてすごい馬だと思いました。ここでも結果を出して『やったー!』と言いたいです」

(取材:小林雅巳)

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