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10月29日(日)に東京競馬場で行われる第168回天皇賞(秋)に出走を予定しているドウデュース(牡4、栗東・友道康夫厩舎)について、友道康夫調教師の追い切り後の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「ドバイから帰国するにあたり、当初は三木ホースランドパークに入る予定だったのですが、夏場は北海道で休ませようということで、急遽、成田着の飛行機に変更して、競馬学校で着地検疫を行ってから北海道に放牧に出ました。北海道にも何度か馬を見に行ったのですが、乗り始めてから順調に来ていましたし、今年は北海道も暑く、早めに栗東に戻してもそれほど変わりはないと思い、8月6日に栗東に戻しました。今年の暑さの影響も無く、輸送もうまく行って、それほど体重の増減も無く戻ってきました。あくまでも取り消した後でしたので、間に合えば天皇賞へ行きたいということで進めていました。

一週前の追い切りは、休み明けではあるものの、帰厩してからここまで順調に来ていましたので、ある程度は動けると思っていましたが、実際に春以来にジョッキーに跨ってもらい、しっかりやってもらって、スピードの感触などを確かめてもらいました。目の前で見ていてもとても迫力がありましたし、撮影した映像を見返すと、追ってからの反応がすごいということを改めて実感できました。追い切りの映像は何度も見返しましたね。

今週の追い切りは坂路で、時計は速かったですが、それほど無理をせずにあの時計が出ましたので、本当に具合が良いのだと思います。一週前にジョッキーが跨って、気持ちの面もスイッチが入って、きょうもそうだったのですが、調教の後でもまわりの馬を威嚇するような感じで、すごく元気いっぱいでした。戦闘モードに入ってきたような感じです。息の入りも問題無かったです。京都記念の時以上のデキにあると思います。

京都記念の時も、一週前にジョッキーが乗った追い切りがとても良くて、動きに関しては結構自信はあったのですが、その前がフランスの凱旋門賞で、ああいう競馬をした後の帰国初戦でしたので、精神面をはじめ、トータルとしては半信半疑でした。ですが、強い内容だったと思います。今回はGIなので、それ以上の仕上げで臨んだつもりです。馬体重は若干プラスではないかと思いますが、見た感じ、また一段と筋肉がついたような感じで、パワーアップした印象はあります。

少頭数ですが、すごいメンバーで、今、日本で一番強い馬たちが集まった天皇賞だと思います。イクイノックスとは去年のダービーで1、2着でしたが、その後は全然違う内容を歩んできましたので、ここで何とか取り返したいという気持ちはあります。イクイノックスはドバイでも目の前で見ていました。やっぱり強いと思って見ていました。

もともと左回りの方が得意な馬ですし、ダービーでも勝っているように、東京は一番相性のいい競馬場だと思います。どんな競馬をしてくれるのか、楽しみにしています。展開や競馬の内容は武豊騎手にお任せします。昨日も、メンバーを見ながら、自分なりに展開を考えてはいたのですが、競馬に行ったらジョッキーにお任せしようと思っています。

ダービー以来、ちょっと不本意な成績なのですが、一番得意な東京競馬場で、強いダービー馬の走りをもう一度見せることができると思いますので、応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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