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10月22日(日)に京都競馬場で行われる第84回菊花賞(GI)に出走を予定しているファントムシーフ(牡3、栗東・西村真幸厩舎)について、追い切り後の梛木孝幸調教助手のコメントは以下の通り。

(前走は逃げましたが)競馬の前に、調教師、騎手、攻め馬担当の私の三者で相談して、プランを考えていました。相手関係を見た中でも逃げ馬が不在で、春先に課題に掲げていたスタートを中間しっかり練習できていましたので、出たら(スタートが速かったら)そういうプランもあると話していました。結果としては、勝ちに行って負けたので、悔しい思いはありましたが、内容としてはやりたいことはできましたので、良かったと思います。

(レース後の状態は)ダメージが心配でしたが、特段変わった様子も無く、今日まで順調に進めて来られました。

(1週前の追い切りについて)調教師から、一度使っているし、タフな競馬の後なので、全体時計が速くなり過ぎないように頭に置いて、終いは脚色と動きを確かめてほしいというリクエストがありました。2歳馬との併せ馬の中で、自分の走り、折り合い、最後は目標に向けての脚色を確認しました。理想通りの追い切りが出来ました。

(最終追い切りは)今週も55秒台でというリクエストがありましたので、それを目標に、15−15から13−12を刻むように乗りました。その中でもしっかり折り合いはついていましたし、ペースアップしてからの脚取りも力強かったです。本当にいい状態で送り出せます。

(春と比べての成長は)夏を本当にいい形で過ごして、いい馬体で帰ってきてくれたので、成長した姿を(前走では)お見せできたのではと思っています。

(3000mについて)私個人の目線からすると、性格として、走り出した時の折り合いだったり、こちらの指示を待つといった優等生ぶりが、距離的には生きてくるのかなと思います。

(京都競馬場の菊花賞のポイントは)長丁場ですので、いかに自分のリズムを崩さずに、自分の走りに集中して走れるかですね。

(相手関係について)本当に、いいメンバーで戦えるということは、挑戦者として厳しいことではありますが、それを乗り越えた後、次のステージで高みに行けます。ですから、いい形で送り出してあげられるよう、最後まで努めたいと思います。

(取材:檜川彰人)

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