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10月15日(日)に京都競馬場で行われる第28回秋華賞(GI)に出走予定のモリアーナ(牝3、美浦・武藤善則厩舎)について、追い切り後の共同会見での武藤善則調教師のコメントは以下の通り。

「(前走を振り返って)開幕週の馬場でしたし、4コーナーのポジションを見た時には、そこからでは到底届かないだろうと思って見ていましたが、直線に向いてからの脚は素晴らしかったですし、最後に馬群をこじ開けてきた時のパフォーマンスは本当にあっぱれだったと思います。正直、馬群の中に入って行ったので、1コーナー寄りのスタンドにいた時にはどこにいるかもわからなかったんです。本当にゴール寸前に姿を現してきて、前を捉える脚は速かったですが、一瞬の間に終わってしまった感じでした。

紫苑ステークスが3週間で競馬に行くローテーションで、正直、馬も、3週間での仕上げできつかったと思います。この中間は、秋華賞まで5週間という時間があったので、余裕を持って仕上げることが出来たと思います。

先週の時点である程度仕上がっていたので、今日は単走で息を整えながら折り合いをつけてという感じでした。それでもタイムがちょっと速いくらいになってしまったのですが、それだけ具合が良いのかなと受け止めています。

(横山典弘騎手は)派手な乗り方をするジョッキーですが、(初騎乗の)NHKマイルカップの時に個性や感覚を掴んでくれたと思います。それで(前走で)あれだけのパフォーマンスが出来たのではと思います。前走、初の2000mで結果を出せたので、今回もそれと同じようなツーターンの2000m戦ですから、良いイメージはわいています。

騎手を15年やって、調教師になって21年目(厩舎開業は2003年3月)になるのですが、合わせて36年やってもなかなか手が届かないGIなので、ここは是が非でもモノにしたいです。GIに有力馬として挑めるのは、開業以来、このモリアーナが初めてだと思います。相手は強いですが、少ないチャンスをモノにできるように、馬名の由来の通り、風の女神を味方につけて、先頭でゴールを駆け抜けて欲しいなと思います」

(取材:大関隼)

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