8日、東京競馬場で全国ポニー競馬選手権「第13回ジョッキーベイビーズ」が行われ、東海地区代表の川田純煌さんが優勝した。2着は関西地区代表の上野未結さん、3着は北海道地区代表の八嶋志有歩さんだった。

出場選手のレース後のコメントは以下の通り。

岡村真花さん（沖縄地区代表）
「（レースを終えての感想は）楽しかったです。まっすぐ走れなかったのですが、落ちずに走れたのでよかったです。（ここまでの練習は）どんな馬が当たってもいいように、いろんな馬に乗って練習しました。（東京競馬場の感想は）広いところが印象的でした。（騎乗したポニーの）『ジュン』はいい子で、言うことをちゃんと聞いてくれました。将来の夢はジョッキーになりたいです」

川﨑瑛太さん（九州地区代表）
「（レースを終えての感想は）楽しかったです。最初にふらついてしまったので、次はふらつかないように気をつけます。（騎乗した『はな』は）練習の時から、走るのが好きそうな馬でした。東京競馬場はとても広かったです。（練習は）巻き乗り、半巻き、常歩、速歩、駈歩などをやってきました。大変だったのは駈歩です。将来の夢はジョッキーです」

上野未結さん（関西地区代表）
「（2位という結果に）馬がすごく頑張ってくれて、楽しかったです。東京競馬場はすごく広いなと思いました。馬の全力を出せるように、馬を助けながら一緒に走れればいいと思っていました。基本的にまっすぐ走れたし、馬の全力も出せたと思うので、よかったです。馬を速く走らせることや、コントロールすること、正しいフォームで乗れるように練習してきました。（騎乗した『タムタム』は）練習のときは駈歩が出なかったりして難しい馬かなと思っていたのですが、本番になったら真面目に走ってくれたのでいい子だなと思いました。私の将来の夢は、馬を助ける獣医になることです」

川田純煌さん（東海地区代表）
「とても嬉しいです。東京競馬場は、馬が芝を踏むときのサッサッという音が凄く印象に残りました。（大観衆の前でのレースに）夢を見ていたような感じです。ここまでスタートで遅れないための練習や、木馬に乗ってジョッキー乗りの練習などをしてきました。一番きつかったのはスタートの練習です。（騎乗した『ツクモビジン』は）マラソンの選手のような、安定して走れる感じでした。将来の夢は世界のトップジョッキーです」

山中怜佳さん（関東地区代表）
「凄く悔しいですけど、敢闘賞をいただけてとても嬉しいです。東京競馬場はとても広く、興奮して、でもお客様がいたのでちょっと緊張しました。スタートで少し遅れてしまいましたが、そのあと（騎乗した）『蘭丸』が他の馬についていってくれて、なんとか5着をとることができてとても嬉しかったです。『蘭丸』はとても食欲があって、気持ちに波があるときもありますが、大人しくて優しい馬でした。今日は、馬の邪魔をせず楽しくレースを終えたいという気持ちでここに来ました。将来の夢はジョッキーです」

荻野杏ローズさん（関東地区代表）
「ちょっと悔しかったけど東京競馬場の芝で走れて凄く嬉しいです。（東京競馬場は）人がいっぱいいて、思っていたより3倍くらい多くてびっくりして、私のことを応援してくれたのでいいなと思いました。スタート前はちょっとドキドキしていました。スタートは少し遅れてしまったのですが、頑張って（騎乗した）『ユリ』と一緒に追って、『ユリ」がよく走ってくれて、4着に入ることができました。『ユリ』はいつもはマイペースで、メリハリのある子で、走るときにはちゃんと走ってくれる馬です。（練習は）姿勢や走る練習、ストレッチなどもしてきました。（将来の夢は）世界で戦えるジョッキーになります」

佐久間悠太さん（東北・新潟地区代表）
「凄く悔しいです。スタートで出遅れてしまって、そのあとはしっかり追いきってレースに復帰できたと思います。東京競馬場は観客がいっぱいいて、直線がとても長かったのが印象的でした。（練習は）馬をまっすぐ走らせる練習やしっかりと追いきる練習をしてきました。最下位だったのが一番悔しいです。（騎乗した『銀次郎』は）とても体が小さくて、でも一生懸命走ってくれる馬でした。（将来の夢は）世界で活躍する騎手になりたいです」

八嶋志有歩さん（北海道地区代表）
「初めての全国大会で、3位では満足していませんが、自分の力は出し切れました。東京競馬場は横幅が広くて、見るだけで緊張しました。スタートは係員さんと一緒にうまくできたのですが、途中で斜行してしまったのでそこでロスしてしまった感じです。（騎乗した『ゴールデンフジ』は）普段はおっとりしているけど、スタートになるとちょっとピリッとする、メリハリのある馬です。ここまではスタートの練習だったり、最後まで追いきるという練習をしてきました。将来の夢は凱旋門賞ジョッキーです」

（取材：藤原菜々花）