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7月9日(日)に中京競馬場で行われる第28回プロキオンステークス(GIII)に出走を予定しているタガノビューティー(牡6、栗東・西園正都厩舎)について、追い切り後の西園正都調教師のコメントは以下の通り。

「前走のかしわ記念は、思った通りの展開で、最後はメイショウハリオと競り合いになって、一旦差し返したのですが、最後は負けてしまいました。勝ちに等しい2着だったと思います。

レース後は放牧に出し、プロキオンステークスを目標に1か月前に栗東に帰ってきて、順調に調教を積んでいます。このレースを使うことは、かしわ記念が終わった時には決めていました。

この馬は、CWコースで2本追い切って、直前は坂路で追い切るというのが調整パターンですが、今回もそのパターンで調教ができました。1週前は動きも良かったですし、時計も出ていました。今週の坂路の時計も、調教駆けしないこの馬にしては結構出ていますので、状態はすごく良いと思います。年も取ってきて、あまり状態の上下の無い馬なので、しっかりと仕上がってきていると思います。

中だるみしたところがありましたので、競馬だけブリンカーをかけるようにしたら、またひとつギアが上がって、走れるようになりました。2歳から5年厩舎にいますが、ここ1年が一番調子が良いです。2歳の時に暑い新潟で新馬を勝っていますので、夏の時季は気にしないと思います。ほとんどの勝ち鞍が左回りなので、今回も左回りで、距離も1400mで、直線の長いコースなので、十分に力を発揮できるコースだと思っています。芝からのスタートになりますが、阪神のコーラルステークスを芝スタートで勝ちましたから、気にしていません。

自分の形を持って、その形どおりに最後は伸びてきますので、頭が下がります。しっかりした馬だと思います。ずっと乗り慣れた石橋脩騎手が今回も騎乗しますし、自分の形で競馬をして、どこまでやれるかというところだと思います。

週末は雨予報で、雨が降ると前に行く馬が残りやすいですので、それだけが気がかりですが、うちの馬はうちの馬の競馬をするだけなので、自分の競馬に徹して、どこまで伸びてくるかというところです。オープン特別ばかり勝っていますので、何とかタイトルをとらせてあげたいと思っています」

(取材:三浦拓実)

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