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12月28日(木)に中山競馬場で行われる第40回ホープフルステークス(GI)に出走を予定しているシンエンペラー(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)について、岡勇策調教助手のコメントは以下の通り。

「前走のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスは、思っていたレースとは違う印象を受けましたが、それでもあの位置からしっかり差し切ってくれるあたり、能力の高さで勝ち切ってくれたのではないかと思います。スタートしてから想定外の位置で、大丈夫かなと思いつつ、心配しながら見ていました。あの馬の素質の高さで勝ち切ってくれるあたり、すごい馬だと思います。

デビュー前の調教の段階では精神面の幼さを感じていた馬で、デビュー戦もこちらが思っていた以上のレースぶりで勝ってくれました。その時に能力を感じましたし、続けて重賞も勝てるのは能力が無いとできないことだと思います。すごいポテンシャルを持っている馬だと思います。なかなかこれだけの血統の馬に携わることは無いことですし、日々プレッシャーを感じながらやっています。精神的に幼くて、まだまだ子どもというか、やんちゃなことばかりしています。

前走の後は、一旦ノーザンファームしがらきに放牧に出して栗東に入厩したのですが、帰厩当初は状態が伴わないところがあり、追い切りの日程をずらしたりして調整してきました。そのあたりがレースに行ってどうかというところはあります。追い切りに関してはいい動きをしてくれていますので、あとは仕上がり面がどうかです。きょう(水曜日)が実質的に二本目の追い切りになりますので、あと日曜日(24日)にもう一本やることはできますが、正直100%まで持って行くことができるかと言われるとどうかなと、そこに不安が残るところです。そうした状態でどんな競馬をしてくれるのかと思っています。

中山コースは初めてで、やってみないとわからないところはありますが、ヨーロッパの血統で、パワーのある馬ですし、坂もこなしてくれると思います。特に心配はしていません。関東への輸送もデビュー戦で一度こなしてくれていますので、心配していません。

GIでも能力では引けを取らないと思いますので、来年以降、楽しみが持てるように、ここでもいい結果を残してくれたらと思います。今回は能力の高さに期待です。スタートも、前走はあのような形になるとは思っていませんでしたが、新馬戦の時は好スタートを切ってくれましたし、中間はゲート練習もしっかりしていますので、大丈夫ではないかと思います。

注目されている血統ですし、乗っていても能力を感じる馬です。このレースに限らず、来年以降楽しみが持てるようなレースを期待していますので、応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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