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5月2日(木)、園田競馬場(晴・稍重)で、今年から1400mに距離が短縮された兵庫の古馬重賞、第60回兵庫大賞典(出走12頭)は、道中は外目の3番手から4コーナーで先頭に立った1番人気のタイガーインディが直線で後続を5馬身突き放し、重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分28秒7。中団にいた2番人気のドンカポノが2着、さらに後ろにいた7番人気のナムラタタがアタマ差の3着、4着はサンロアノーク、5着はディアタイザンだった。

勝ったタイガーインディは父シニスターミニスター、母モンターニュドール(母の父ヘネシー)の7歳牡馬。兵庫・保利良平調教師の管理馬。通算成績は27戦7勝(うち地方10戦3勝)。重賞は、ことし2月の兵庫ウインターカップに続き2勝目となった。鞍上は兵庫の廣瀬航騎手。

レース後のコメント

1着タイガーインディ(廣瀬航騎手)
かなり緊張していました。返し馬の感じはいつもと変わらず、やる気はまんまんでした。
レースは、行く馬を行かせて折り合いをつけられる位置で、ということでしたので、ちょうどいいぐらいだったのではないかと思います。勝負どころでは内の2頭が苦しくなってきていましたので、一気に行こうと思いました。
今後は大きいところ、ダートグレードレースとかも狙っていきたいです。(自身、兵庫大賞典の初勝利は)嬉しいです。保利良平調教師にはいろいろな馬を託してもらっていて、ありがたいです。(地方通算1000勝が間近、という質問に)苦労してきましたので、少しぐらいいいことがあってもいいのではないでしょうか。きょうは勝てて良かったです。
(保利良平調教師)
兵庫大賞典が1400mになって初めてのレースで勝てたことは嬉しいです。今日は枠も良く、前走よりは絶対走るだろうと思っていました。前走は輸送してどれぐらい(馬体重が)減るのかがわからなかったので、八分ぐらいで高知に連れていきました。(その時と比較すると)絶対の自信があったので、状態に関しても上がっていると思うところはありました。負けられないと思っていました。(5馬身差でしたが)それぐらいの走りはしてくれると思っていました。ただ、競馬なので何が起こるかはわかりませんし、とにかく勝ってくれて良かったです。
今後については、今月23日の笠松のオグリキャップ記念に一応登録しています。馬の状態が第一ですが、良ければ使いたいと思っています。気質的に敏感なところがあり、(輸送で)減ってしまうところがあります。笠松なら近いのでと考えるところはあります。ただ今年は充実しているので、状態が良ければ(交流重賞も)使うことも考えています。

2着ドンカポノ(下原理騎手)
いいポジションが取れたので、勝ちに行きたいと考えました。4コーナーを回った時は厳しいかと思いましたが、よく弾けて、いい脚を使ってくれました。よく走ってくれています。ですが、この馬は短いところの馬ではないかもしれません。きょうは2コーナーでもついていけないような感じがありました。最後は着実に脚を使ってくれます。長い距離でも前に行けそうなところがあるので、そちらの方が味が出るかもしれません。

3着ナムラタタ(鴨宮祥行騎手)
折り合い専念で、いいポジションが取れればと思いながらスタートから運びました。予想していたよりポジションが一つ後ろになりましたが、折り合いはスムーズで、最後もしっかり伸びてくれました。どんな距離でも力を出してくれる立派な馬です。

4着サンロアノーク(吉原寛人騎手)
初めて乗りました。コーナーでの走りの特徴などを事前には聞いていましたが、その通りの走りでした。勝ち馬の後ろで何とかと思いましたが、よく頑張ってくれたと思います。

5着ディアタイザン(杉浦健太騎手)
自分の競馬ができて、しっかり粘り込めたのではないかと思います。使うごとに状態は上向いています。次に自分のペースで行けた時が楽しみです。きょうはしっかり辛抱してくれました。

(取材:檜川彰人)

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