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10月12日(木)、園田競馬場(晴・良)で行われた2歳馬による新設重賞、第1回ネクストスター園田(ダート1400m、出走9頭)は、今回は3番手からレースを進めた1番人気のマミエミモモタローが3コーナー付近からスパートして4コーナーでは前の2頭に並びかけ、最後は外から猛然と追い込んできたトウケイカッタローを振り切って優勝し、デビューから4連勝を果たした。クビ差の2着がトウケイカッタロー、4分の3馬身差の3着が逃げたクラウドノイズ、4着がダイジョバナイ、5着がマルカイグアスだった。

勝ったマミエミモモタローは父ニシケンモノノフ、母キャラメリゼ(母の父ブライアンズタイム)の2歳牡馬。ことし7月、園田の2歳初出走戦を逃げ切って勝ち、2戦目の兵庫ジュベナイルカップ、3戦目の兵庫若駒賞に続いて重賞を3連勝、デビューからいずれも1400mのレースに出走して無敗の4連勝とした。鞍上は64歳の川原正一騎手で、自身が持つ地方競馬重賞最年長勝利記録を更新した。兵庫・諏訪貴正厩舎の管理馬。

レース後のコメント

1着マミエミモモタロー(川原正一騎手)
ホッとしています。勝てて嬉しいです。良かったです。前に行きたい馬がいたので、それを見ながらレースを進めていけばいいと思っていて、2番手か3番手の位置取りになると思っていました。道中は平均ペースで流れたような気がします。手応えはいつもよりはちょっと物足りないような感じもありました。ゴール前で脚が上がったのは、少し前走から間隔があいていたからだと思います。
まだこれから力をつけてくると思いますので、一回ここを使って、一息入れて、次を目指したいと思います。(前走から馬体重が11キロ増えていましたが)結構調教も乗っていましたし、レース間隔があいたことと、季節的なことと、馬の成長分もあると思います。プラス10キロぐらいは想定内でした。無事であれば、次も大きい重賞がありますので、そこを狙っていって、調教も自分が任されていますので、そこに向けて最善の注意を払って頑張りたいと思います。
この馬は走らせてみないとわからないところがありますが、まだまだこんなものではないと思っています。きょうの走りからすると、折り合いもついていますので、距離が延びても大丈夫だと思います。これからも一生懸命頑張りますので応援よろしくお願いします。
(諏訪貴正調教師)
レース前から、川原正一騎手が「先行するクラウドノイズをあまり早めに捕まえにいくと差されるかもしれないので、ギリギリまで溜めて交わす」と話していましたが、その通りのレースになりました。ただ、1コーナーで外を回る形になって、不安はありました。最後は地力で押し切ってくれましたが、ライバルがどんどん力をつけていることを感じました。この馬も力をつけていかなくてはいけないと思います。
今回はそれなりに仕上げたつもりでしたが、競馬が終わってみると重たかったのかもしれません。若干の余裕があったのかもしれません。ただ、あまり目一杯というよりも、多少の余裕は残したいという考えはありました。プラス11キロは成長分と思っていましたが、少しだけ余分な身があったのかもしれないですね。
今後は軽く休養に出して、牧場で乗り込んで、12月の1週目にアッパートライの1700mがあるので、そこを使って本番(12月31日の園田ジュニアカップ)に臨みたいと考えています。

2着トウケイカッタロー(赤岡修次騎手)
本当に直線だけでしたが、手前を替えてからの弾け方はすごかったです。直線がもう少し長いコースならと思いました。ただ、ゲートがあまり速くないので、どうしても追走する形になります。今日は内まで持っていって、(他の馬に)気を使いながら走っていました。ここ2走は外から運んでいますから、そういう競馬を試したいという気持ちはありました。砂を被らないところに出してからの脚は本当に素晴らしかったです。あとは、スタートセンスが改善されれば相当走ると思います。

3着クラウドノイズ(下原理騎手)
ペースは楽ではありませんでした。前回乗った時より馬は良くなっていました。ただ今日は(スタートは)出てくれたものの、ゲートが不安になるぐらい、中ではうるさい面を見せていました。もう少し楽に運べたら一発あると思います。最後はダイジョバナイと併せる形になりましたが、(他の馬が)来たぶんはしっかり伸びて、根性のあるところを見せてくれました。

4着ダイジョバナイ(大山真吾騎手)
番手におさめるかどうか少し考えましたが、無理して行ってもと思い、2番手から運びました。(脚を)溜めても弾けるイメージが無かったので、自分のペースを守って走らせました。馬は一度使って良くなっていました。涼しくなってきて、これからさらに良くなってきそうです。

5着マルカイグアス(田中学騎手)
スタートで出負けしてしまいましたし、道中も折り合いを欠く面が出ました。外々を回るレースになってしまいました。

(取材:檜川彰人)

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