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競走馬のセリ市「セレクトセール2023」が、10日に続いて北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われ、2日目となる11日は当歳馬231頭が上場し、219頭が落札され、落札率は94.8%(昨年は95.3%)だった。落札総額は147億8000万円で、それまでの最高だった昨年(128億9250万円)を18億8750万円上回り、過去最高を記録した。1頭平均価格は約6749万円(昨年は約5730万円)となった。

11日の最高価格馬は、上場番号360番・コンヴィクションⅡの2023(牡馬、父コントレイル)で、(株)ノースヒルズが5億2000万円で落札した。また、牝馬の最高価格馬は、上場番号387番・シーズアタイガーの2023(父コントレイル)で、サイバーエージェントの藤田晋氏が2億8000万円で落札した。

10日の1歳馬のセールと2日目を合計した上場頭数は453頭、うち435頭が落札され、トータルの落札率は96.0%だった。落札総額は281億4500万円、平均落札価格は6470万円となり、それぞれセレクトセールの過去最高を更新した。

主な落札者とその関係者のコメントは以下の通り。

●上場番号360番 コンヴィクションⅡの2023(父コントレイル)を5億2000万円で落札した(株)ノースヒルズ・前田幸治オーナーのコメント
「福永調教師へ最高の開業祝いになりました。3億円ぐらいを考えていましたが、引くに引けなくなり5億円まで行ってしまいました。耐えて良かったです。(競り合いでは)平常心でしたし、熱くなったりはしませんでした。ディレクターや調教師が馬を見て、ぜひこの馬にしましょうと言っていましたし、獲れるだろうと思っていました。しかし、これだけ高くなるとは思いませんでした」

●コンヴィクションⅡについて、現役時代にコントレイルに騎乗していた福永祐一調教師のコメント
「重責を感じます。コントレイルらしい品の良さと体のバランスが感じられます。牧場と連携して準備を整えていきたいです」

※金額は全て税抜

(取材:米田元気)

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