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2日、大井競馬場(天候:晴、馬場:良)で行われた第53回東京盃(JpnII・ダート1200m・15頭)は、好スタートからハナに立った藤田菜七子騎手騎乗の1番人気コパノキッキング(JRA)が、直線でも後続を寄せ付けず1分10秒7の時計で逃げ切り快勝した。鞍上の藤田菜七子騎手は、JRAの女性ジョッキーとして初めて重賞タイトルを手にした。

4馬身差の2着に中団から追い込んだ7番人気のブルドッグボス(浦和)、さらに3/4馬身差の3着に4番人気のサクセスエナジー(JRA)が入り、2番人気のヒザクリゲ(JRA)は8着、3番人気のグランドボヌール(JRA)は10着に終わった。

勝ったコパノキッキングは父Spring At Last、母Celadon(その父Gold Halo)という血統で栗東・村山明厩舎所属の4歳セン馬。通算成績は13戦8勝(うち地方3戦1勝)。

<レース後の関係者のコメント>
1着 コパノキッキング(藤田菜七子騎手)
「凄くホッとした気持ちで、そしてとても嬉しいです。ナイターは2走前に経験していますし、その時よりもイレ込みが少なくて返し馬から凄くいい雰囲気でした。どう乗るかは最後まで迷いましたが、ゲートを出れば主張していこうと思いました。大井の直線が、こんなに長く感じたのは初めてです。馬には本当にありがとう、と言いたいです。これからも一鞍一鞍頑張ります」

(村山明調教師)
「レース前には(ジョッキーと)逃げてもいいよ、という話をしていました。年齢を重ねるにつれて逃げても控えても競馬が出来るようになって、感触も良くなっています。JBCスプリントの出走権を取れましたし、オーナーがどう考えるかですが、(JBCを)前向きに考えてみたいと思います」

2着 ブルドッグボス(御神本訓史騎手)
「直線が長い方がいいと思っていましたし、(馬体も)絞れて良くなっていました。返し馬から良かったですし、7歳ですがまだ若いです。やはり大井の1200mは合っています」

3着 サクセスエナジー(松山弘平騎手)
「スタートも良かったですし、1200mでもしっかりと集中して走れていました。いい形の競馬が出来たと思います。勝った馬は強かったですが、できれば1400mの方が良い馬ですし、次(JBC)に出られるのであれば巻き返したいですね」

5着 キャンドルグラス(赤岡修次騎手)
「位置取りは良かったのですが、流れが速かったですね。ただ、相手は前ですから...。中央勢が入ってきて速い流れになると、いつもの展開とは違ったようです」

(取材:大関隼)

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