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2月20日(日)に東京競馬場で行われる第39回フェブラリーステークス(GI)に登録しているアルクトス(牡7、美浦・栗田徹厩舎)について、追い切り後の栗田徹調教師のコメントは以下の通り。

(去年のフェブラリーSを振り返って)
「根岸ステークスを使ってフェブラリーステークスと当初から言っていたのですが、ジョッキーの進言もあって、大型馬で一回使った方が良いのではないかというのも考慮して、根岸ステークスに向かいました。ある程度余力を残して行ったつもりではありましたが、思いの外、良い競馬をしてくれました。次に繋がる競馬だという期待を持って(フェブラリーSへ)行きました。追い切りでは去年はしっかり動けていたのですが、今思えば少し覇気がないかなという印象でした。今回は、前哨戦を挟まず勝ってきているので、このローテーションで行くと早めに決めました」

(間隔をあけながらの去年の調整について)
「去年は球節に問題がありまして、その治療をしながらで、あまり数も使えない、今年に限っては数も使っていないのですが、その辺を考慮して厩舎でしっかり仕上げてレースに向かうということで、ここ2戦、さきたま杯と南部杯に関しては良いレースをしてくれたのではないかと思っています」

(前走後の調整について)
「南部杯からJBCスプリントという選択肢もあったのですが、それを使ったことによっての馬のダメージを考慮しました。メンバー的にもJBCはチャンスがあったのではないかという思いもありましたが、やはり馬を中心に考えました。オーナーと相談して、今年の初めはフェブラリーステークス一本で行こうということになりました。1月7日に厩舎に入りまして、ずいぶんしっかり調整しています」

(調教過程を振り返って)
「先週はある程度しっかりとジョッキーに追い切ってもらいました。多少息遣いに重さを感じたのですが、良いアクションで動いていました。週末には気持ちに上積みが見られましたので、今週に関しては先週からの確認と身体の使い方、息遣い等をジョッキーに確認してもらいました。
(状態は)先週からさらに上がってきています」

(フェブラリーSは過去2回ともに9着)
「初年度は南部杯から来たわけですが、ペースも厳しい展開になってしまったのかなという思いがあります。去年は根岸ステークスを挟んだことで馬に覇気が見られなかったものですから、今年3回目ということで、その敗戦を生かしてここに持ってきたつもりです」

(今回のレースに向けて)
「この馬は競馬に行っての集中力はすごいものがありまして、スタートで出遅れというのはほぼ見られないです。ですから良い位置でレースを運べると思いますし、枠順や展開にもよると思いますが、南部杯の時のように良いリズムで運べれば、終いもしっかり長く良い脚が使える
と思います。あとは当日の天候などによると思います。
この馬に合った馬場状態があると思いますが、あくまでも予報なので天気というのは変わるものなので、その時に合わせてジョッキーとプランを考えたいと思います。
大事に使っていて、身体の張りや気持ちの面で7歳馬とは思えない若さがあります。南部杯を連覇しましたが、中央のGIをまだ獲っていませんので、この舞台で勝って種牡馬として成功させてあげられればと思っています。このレースに懸ける思いは厩舎としても強いです」

(取材:米田元気)

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