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阪神11Rの第64回阪神牝馬ステークス(4歳以上GII・牝馬・芝1600m)は1番人気デゼル(川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒0(良)。クビ差の2着に2番人気マジックキャッスル、さらにクビ差の3着に8番人気ドナウデルタが入った。

デゼルは栗東・友道康夫厩舎の4歳牝馬で、父ディープインパクト、母アヴニールセルタン(母の父Le Havre)。通算成績は7戦4勝。

レース後のコメント
1着 デゼル(川田将雅騎手)
「しっかりと自分の脚を使ってくれました。追い切りに一度跨って特徴をつかませてもらってその通りの競馬だったと思います。前半はこの馬のリズムを大事にしながら、終いの良い馬なのでそれを大事にと思いました。直線に入るまでしっかり待ちましたし、それから、動きを作っていきながらでした。すごく独特な走り方をする馬ですけど、無事にここまでたどり着くことが出来ましたし、能力は高いと証明してくれたと思いますのでこれからも無事に歩んでほしいと思います。(ヴィクトリアマイルに向けて)距離は大丈夫ですし、左回りに替わっても何ら問題ないと思います。良い内容で走り切ってくれたと思います」

2着 マジックキャッスル(大野拓弥騎手)
「久々のマイルでしたが、上手く対応してくれました。去年の秋より精神面が大人になって、操縦性というか、競馬のリズムが良くなっていました。勝ち馬とは枠の差でしょうか。そんなに負けていませんし、これからも良い競馬をしてくれると思います」

3着 ドナウデルタ(和田竜二騎手)
「スタートもそれなりに出てくれて、予定通りの競馬ですがやっぱり前半噛みますね。流れも遅かったし、1600mになると、前半流れてくれた方が競馬はしやすいと思います。折り合いがついて直線(前が)開いてくれてからスッと動いてくれました。牝馬同士ならやれそうな雰囲気があります」

4着 プールヴィル(三浦皇成騎手)
「体は結構増えて(+22kg)いましたし、休みが空いてのレースでした。その中でもしっかり放牧と厩舎が走れる状態に持ってきてくれていました。距離の延長や右回り、休み明けと課題はありましたが、しっかりいい形でクリアしてくれたのかなと思います。間違いなく馬は使って軽くなって良くなると思います。良いレースでした」

6着 イベリス(酒井学騎手)
「最後は脚が上がってしまいました。でも1400mなら・・・という走りを今日もしてくれました。この馬には時計も速すぎたというところもありました。せめて32秒台後半ならもう少しというところもありました。今日は他の馬もついてきましたしね。でも力をつけています」

7着 ギルデッドミラー(池添謙一騎手)
「好位のポジションを取れました。ハミのかかりが良くて、引っ掛かるところはありましたが、我慢できました。直線でスッと脚を使えたのですが、最後は同じ脚になってしまいました。もうひと伸び欲しかったです。前半の折り合いが大事だったと思います」

8着 ブランノワール(団野大成騎手)
「逃げた馬の直後で競馬をして欲しいという指示でした。スタートはスムーズでしたが、他に速い馬がいて、それほど行けませんでした。内々で脚を溜めて、直線では内の馬場が悪い所がありましたし、早めに進路を確保できていれば脚は使えてたと思います」

9着 リアアメリア(福永祐一騎手)
「前回ほどの入れ込みは見せませんでした。ゲートの中も悪い態度ではなく、スタートを切ってくれました。1着馬と2着馬を見る形で4コーナーまで運べました。どれくらい脚を使えるかと思っていましたが、使えませんでした。走れていない印象です。脚を使って敗れたわけでは無いので、他の手を考えないといけないのかなと思います」

10着 メイショウグロッケ(浜中俊騎手)
「この馬なりに頑張っています。1200mの時は重賞でも牡馬相手でも、良い競馬をしていました。1600mでは末が甘い印象で、伸び切れていませんでした。乗りやすいですし折り合いに不安はないのですが、結果を見ると、短い方が良いのかなと思います」

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