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4月11日(日)に阪神競馬場で行われる桜花賞(GI)に出走予定のエリザベスタワー(牝3、栗東・高野友和厩舎)について、共同会見の川田将雅騎手のコメントは以下の通り。

「(前走は)跨った時からかなり性格がきつく、地下馬道も2度ほど立ち上がりまして、気の強さを全開に出しながら、その後の返し馬で走り出してからも気の強い馬という印象を受けました。レースもその雰囲気のまま走っている感じで、着差は同着という形でしたが、しっかり勝ち切ってくれたのは何よりだなと思います。気をつけて乗ろうと思ったんですが、ゲートを出てから左右に挟まれる形になって、気持ちが高ぶってよりコントロールが難しい状態になりました。見た目よりは引っ掛かってなくて、収まりきらない感じになって、我慢が好きではないので、その分、見た目には激しく引っ掛かっているように見えていると思うんですが、収まるのには時間がかかりました。直線も終始外へ逃げながら、真っ直ぐ前に飛べずに、直線は走り続ける形になっていたので、能力的には出し切れないまま、動き切れないままゴールまで来たな、という印象です。向こう(メイケイエール)はもっとすごい競馬をしていたので、こちらの方が幾分マシだったかなと思います。

とてもポテンシャルの高い馬だと思います。馬っぷりも良いですし、能力が高いのは間違いないですが、性格の難しさが課題の馬だと思います。(適性に関しては)問題なく、阪神1600メートルは走れると思います。

(レースのポイントは)しっかり我慢が出来るかどうか、自分のリズムを取れるか、というところですね。

(馬場については)雨で行われる週末も多かったですし、今週は晴れ予報ですけれども、その中で晴れたらどういう馬場状態になるかも、週末を迎えないと分からないです。例年以上に荒れているのは間違いないと思います。

(タフな馬場は)大きくプラスになることはないですね。乾いた馬場でやれるのは良いと思います。

無敗の2歳女王と、前走で同着になった馬と、それ以外にも良いメンバーが揃った桜花賞だと思いますので、その中でこの馬自身がどれだけの競馬が出来るか、だと思います。

(枠順を)選んで出来るレースではないですから、常に枠が出てから考えます。

僕自身は良い馬に乗せていただいていますので、結果として(3週連続GI制覇がかかる)そういうことを言っていただけるところではあるんですけど、何よりこの馬がクラシック最初の桜花賞に挑むということで、この馬自身の良い走りが出来て、良い結果が得られるように準備をしていきたいと思います」

(取材:山本直)

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