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競馬実況web
2009.06/03
6月 3日(水)「東京ダービー、サイレントスタメンが鮮やかに差し切る」他

●●東京ダービー(大井)、サイレントスタメンが鮮やかな差し切り勝ち●●

 「ダービーWeek」の第4戦として大井競馬場(天候:曇 馬場:稍重)で行われた南関東の3歳頂上決戦・第55回東京ダービー(SI・2000m・1着賞金4500万円)は、8番人気のサイレントスタメンが直線外から鮮やかに差し切って勝った。勝ちタイムは2分6秒7。騎乗した金子正彦騎手は1979年のデビューから31年目での東京ダービー初制覇。

 1番人気のネフェルメモリーが先手を奪い、ナイキアデューク、サザンクロスラリーが好位で追う展開。2番人気のナイキハイグレードは中団、サイレントスタメンは後方2,3番手につけた。直線では向正面から動いて3番手まで上がっていたナイキハイグレード、4,5番手を進んでいたモエレエターナルも加わっての激しい叩き合い。しかしその外から後方に待機していたサイレントスタメンが猛然と追い込み、前の馬を一気に差し切ってゴールに飛び込んだ。
 中団から伸びたブルーヒーローは1馬身1/4届かず2着。内ラチ沿いから追い込んだワタリシンセイキも加わって4頭広がった3着争いはナイキハイグレードが制し、4着がネフェルメモリー、5着がワタリシンセイキだった。

 勝ったサイレントスタメンは父レギュラーメンバー、母ジプシーワンダー(その父ブライアンズタイム)という血統の牡馬で、川崎・足立勝久調教師の管理馬で、ブルーヒーローと足立厩舎のワンツーフィニッシュとなった。4月15日のクラウンカップに続く連勝で通算成績は12戦5勝。

<レース後の関係者のコメント>
1着 サイレントスタメン
(金子正彦騎手)
「最高に嬉しいです。前回使った末脚を今回も使えれば、そこそこ勝負になるとは思っていました。最後は前の馬が止まっているような伸び脚でしたね。どんどん強くなって来ていて自分でも驚いています」

(足立勝久調教師)
「サイレントスタメンは前走を使ってから、ここを目標に調整して来ました。しっかり調教も積めたので、相手は強いと思いましたが内心は期待していました。道中はもう少し前のポジションになるかと思いましたが、今日も後方からになりましたね。
 ブルーヒーローもいい状態でしたし、最後は伸びてきましたが、切れ味の差でサイレントスタメンが上回ったということでしょう。この後はジャパンダートダービーを考えていますが、オーナーと相談して決めたいと思います」

2着 ブルーヒーロー (真島大輔騎手)
「道中は全部完璧でした。折り合いがつくし、思った通りに動けました。自信があったんですが、金子さんにそれ以上に上手く乗られましたね。かなり成長していますし、力負けとは思っていません」

3着 ナイキハイグレード (戸崎圭太騎手)
「ネフェルメモリーがかなり人気を背負っていたし、それについて行こうと思って向正面で動いたんですが、それが最後でこたえた気がしますね。勝った馬が後方から追い込んだ馬ですし、もっとじっくり構えても良かったかも知れません」

4着 ネフェルメモリー (内田博幸騎手)
「1コーナーで多少行きたがっていましたが、そこからは落ち着いてくれました。この後また巻き返してくれると思います」

(取材:小塚歩)


●●大井でも新馬戦がスタート、ロサード産駒ナリショーシーズンが制す●●

 大井競馬場では今年最初の新馬戦(1000m・1着賞金300万円・10頭)が行われ、単勝最低人気のナリショーシーズン(上杉昌宏厩舎、水野貴史騎乗)が2番手追走から抜け出し後続を振り切った。逃げた1番人気のブリーズフレイバーは4着。
 勝ったナリショーシーズンは父ロサード、母トサノミオダンス(その父カコイーシーズ)という血統の牝馬で、馬体重は460キロ。現在地方競馬に登録されている2歳のロサード産駒はこのナリショーシーズンとモエレケーティング(北海道)の2頭しかいないが、早くも新馬戦勝ち馬を送り出した。


●●2歳戦(門別)の結果~新種牡馬ボーンキング産駒が初勝利●●

★JRA認定新馬戦のフレッシュチャレンジ(1200m・1着賞金170万円・8頭)は、先手を奪った4番人気のモエレスラッガー(堂山芳則厩舎、小嶋久輝騎乗)が後続に3馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分14秒7。
 モエレスラッガーは父ゴールドヘイロー、母エルフィッシュ(その父リアルシャダイ)という血統の牡馬で馬体重は488キロ。母のエルフィッシュはダイナフェアリーの仔で、その弟にローゼンカバリーやサマーサスピションがいる。

★新馬戦からの折り返しとなる認定競走・ルーキーチャレンジ(1000m・1着賞金120万円)は、2番人気のオールナイトボーイ(米川昇厩舎、桑村真明騎乗)が先手を奪って4馬身差の快勝。勝ちタイムは1分2秒5。
 オールナイトボーイは父スマートボーイ、母モンシェリー(その父メジロライアン)という血統の牡馬で、馬体重は438キロ。5月28日の新馬戦は2着だった。

・第1レースで行われた一般未勝利戦(1000m)は、1番人気のラスカルキッドが4馬身差の快勝。新種牡馬ボーンキング産駒の勝ち上がり第1号となった。
 兄弟にフサイチコンコルドやアンライバルドがいるボーンキングは昨年イタリアへ輸出されたため、今年生まれた当歳馬が最後の世代。現在、地方競馬には16頭が競走登録されている。


●●「ダービーWeek」最終戦・東海ダービーの枠順●●

 あさって5日(金)の名古屋競馬場では、「ダービーWeek」の棹尾を飾るレース・第39回東海ダービー(タイキシャトル賞、1900m・1着賞金500万円)が以下の12頭で行われる。新緑賞、駿蹄賞と重賞連勝中のカキツバタロイヤルは最内1枠1番、福山から挑む重賞5勝のアグリヤングは7枠9番に入った。発走は5日(金)16時25分の予定。

1枠 1番 カキツバタロイヤル(笠松)   牡3 56 阪上忠匡
2枠 2番 トウホクビジン(笠松)     牝3 54 安部幸夫
3枠 3番 ブラックポイント(笠松)    牡3 56 濱口楠彦
4枠 4番 ゼロスキャン(笠松)      牡3 56 筒井勇介
5枠 5番 ゴールドサンサン(愛知)    牝3 54 丹羽克輝
5枠 6番 アカイイト(愛知)       牡3 56 戸部尚実
6枠 7番 キングコーリンオー(愛知)   牡3 56 阪野学
6枠 8番 ダイナマイトボディ(愛知)   牝3 54 倉地学
7枠 9番 アグリヤング(福山)      牡3 56 嬉勝則
7枠10番 エムザックローマン(金沢)   牝3 54 米倉知
8枠11番 シルバーウインド(愛知)    牝3 54 宇都英樹
8枠12番 コアレスビーチ(金沢)     牡3 56 中川雅之


●●マリーンカップ(10日・船橋)~ボナンザーオペラには大塚研司騎手●●

 10日(水)に船橋競馬場で行われるダートグレード競走・第13回マリーンカップ(JpnIII・1600m・1着賞金2500万円)に出走予定だった笠松のボナンザーオペラの鞍上が、大塚研司騎手に変更となった。
 現在の出走予定馬と補欠馬は以下の通り。

★JRAからの出走予定馬(出走枠 4頭)
ストーリーテリング    牝4 54 内田博幸
メイショウバトラー    牝9 54 福永祐一
ヤマトマリオン      牝6 55 幸英明
ユキチャン        牝4 56 武豊

○補欠馬(補欠順位順)
クイーンオブキネマ    牝5 54
ホワイトメロディー    牝5 55
タガノティアーズ     牝5 54
ワイズドリーム      牝3 50

★南関東以外の地区からの出走予定馬
オグリオトメ(笠松)     牝4 54 佐藤友則
ボナンザーオペラ(笠松)   牝7 54 大塚研司
アルファバービー(高知)   牝9 54 赤岡修次

○補欠馬(補欠順位順)
エイシンラビアン(笠松)   牝6 54
ダンシングパール(高知)   牝5 54
ブンブンブン(高知)     牝6 54
ニホンピロジュエル(兵庫)  牝4 54

★南関東からの出走予定馬
トーセントップラン(浦和)  牝5 54 ※しらさぎ賞2着で優先出走権

※以下の2頭はA1
パフィオペディラム(船橋)  牝6 54
ベルモントプロテア(船橋)  牝5 54

※以下の3頭はA2
シスターエレキング(船橋)  牝4 54
パノラマビューティ(船橋)  牝7 54
ミスジョーカー(船橋)    牝6 54

※以下の5頭はA3
スズランメイク(大井)    牝7 54
トキノミスオース(川崎)   牝5 54
トーセングラマー(浦和)   牝5 54
マダムルコント(川崎)    牝4 54
オリビアフォンテン(船橋)  牝6 54

※以下の2頭はB2
ジョーイロンデル(浦和)   牝4 54
フサイチミライ(大井)    牝6 54

(船橋競馬オフィシャルサイトによる)


●●その他主要レースの結果●●

★門別競馬場で行われたオープンのジャイアントレッカー賞(1800m・1着賞金90万円・11頭)は、2番手追走から直線で抜け出したモエレエトワール(村上正和厩舎、小国博行騎乗)が人気に応えた。父アルカング、母アイシンモナリザ(その父マルゼンスキー)という血統の7歳牡馬で、通算成績は47戦11勝(うちJRA17戦0勝)。前回出走した5月6日の赤レンガ記念を11番人気で勝ち、7歳にして初重賞制覇を飾っていた。

★姫路競馬場ではA1(オープン)級の姫路港開港50周年記念杯(1400m・1着賞金90万円・12頭)が行われ、ゴール前で3頭が広がった中からスマイリングフィル(橋本和男厩舎、松平幸秀騎乗)がサンペールウルトラ、リワードパットンとの接戦をクビ差制した。父バブルガムフェロー、母マロンフラワー(その父ノーリュート)という6歳牡馬で、通算成績は48戦8勝(うちJRA6戦0勝)。昨年福山で行われた西日本グランプリなど重賞で3度2着の実績がある。


●●交流競走の結果●●

★姫路競馬場で行われた3歳未勝利馬との交流戦・神鍋山特別(1400m)は、JRAのタガノタンドゥール(岩田康誠騎乗)が中団から差し切って人気に応えた。10頭立てのこのレースにはJRA勢が6頭、兵庫勢が4頭出走していたが、JRA勢が1~6着を独占する結果になった。


(担当:大関隼)