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7月26日(日)に新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュ(GIII)に出走予定のラブカンプー(牝5、栗東・森田直行厩舎)について、追い切り後の森田直行調教師のコメントは以下の通り。

「1年半ほど前に放牧で筋肉が落ちてしまって、回復までに年単位で考えていて、1年ぐらいで戻るかなと思っていたんですが、1年半かかってしまいました。(前々走の)韋駄天Sの時に筋肉が戻り始めたんですね。(前走の)CBC賞の追い切り後に身体を見たら、2年前の筋肉に戻ったので、もしかしたら走れるんじゃないか、という気持ちでおりました。まさか勝つとは思わなかったですけど。筋肉が戻ったから走れたんだな、と思いました。巷では精神的なもの、と言われていましたが、筋肉を戻すのに1年半費やしましたね。

さすがに前走、一生懸命走ってくれたので筋肉が落ちましたけど、それを戻すことに専念してまして、だいたい戻ってきたかな、という印象ですね。(以前の状態に)戻ってきているはずですね。

(追い切りは)以前よりは動くようになりましたし、身体を使えるようになってきました。走行フォームが良くなってきましたから、この馬なりの走りはできたんじゃないかと思います。(良くなったのは)頭頸を下げて、踏み込みが良くなって、背中を使えるようになったところですね。

(斤量が増えるのは)それが一番心配ですね。56キロを背負ってどんな走りをしてくれるのか、克服してくれるのか、走ってみないとわからないですからね。今までがそうでしたからね。メロディーレーンでもそうですし、走ってみないと分からないところはあります。

(直線競馬は)外枠が当たらないと、それがすべてですね。筋肉が戻っていますから、あとは外枠さえ当たればなんとかなるかな、と思っています。

本当は韋駄天Sからアイビスサマーダッシュへ直行しようと思っていて、藤田菜七子騎手に依頼していたんですが、オーナーの意向で急遽CBC賞を使うことになって、藤田騎手に依頼したら違う競馬場で乗る、というので、斎藤新騎手に頼みまして、斎藤騎手も何度か乗っていますし、結構乗れる騎手だと思っていますのでね。あとは逃げるか被されないよう乗ってくれ、と言っていただけで、その通りに乗ってくれました。ありがたい騎乗をしてくれました。

(2着に入った)スプリンターズSでも馬場が悪かったですし、CBC賞も晴れていましたが馬場は悪かったので、(重馬場は)心配していないです。

(前走での久々の勝利は)ホッとした、というか、やっと報われた、という感じですね。なかなか筋肉が戻らないのは、エサを食べないんですね。従業員がいないときに、僕が手でエサをあげたら食べるんですね。それで時間はかかる、1年以上はかかるかな、と思っていました。普通は抹消、繁殖になるんでしょうけど、僕とオーナーはいつか戻ると確信していました。

(身体は)食べないと戻らないですからね。厩務員の時にはそうやって食べない馬には手で(エサを)あげたりしていました。

今回は強い馬もたくさんいますからね。なかなか簡単にはいかないと思いますけど、うちの厩舎にもライバルがいますからね。ほかの厩舎にも強い馬がたくさんいますので、無事に走ってくれたらな、という思いですね。

ファンが多い馬で心配をおかけしましたけど、やっと復活してくれまして、まだ5歳ですからね。もうちょっと皆さんにレースをお見せしたいと思っていますので、今後とも応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

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