お知らせ:

競馬実況web

 21日(日)に東京競馬場で行われる第20回ユニコーンステークス(GIII)に登録をしているイーデンホール(牡3、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の尾関知人調教師のコメントは以下の通り。※抽選対象馬

(前走の青竜ステークス8着を振り返って)
「転厩初戦ということもありましたが、それ以前に兵庫チャンピオンシップを目指していて、早いうちに仕上がったこともありました。そこで気持ちの面で馬に辛い思いをさせてしまいました。競馬では、それも含めて折り合いも難しくなって、結果に結びつかなかったかなと思います。
3歳の春から馬も変わってくる時期なので、競馬や調教をやっていく過程で馬が少し前向きになっていった時に、距離を短縮させるとか、そういうこともあります。ですから、正直なところ、馬の状態を見ながらという感じではあります。その前の追い切りも含めて、折り合いが難しくなってきているというのはありました」

(前走から中4週、調整に関して)
「間隔や、馬の気持ちも考慮して、一回、山元トレーニングセンターに放牧させていただき、戻ってきました。速いところも順調にやっていますが、精神面などそれ以外のところを考慮しながら、折り合いもテンションが上がりすぎないようにというイメージで調整しています」

(1週前追い切りについて)
「今週を、短めに、折り合いなども考慮しない追い切りをしようと思っていたので、先週を長めに追いきりたいと考えていました。だいたい考えていた通りで、最後までしっかりと走れていました。良い動きだったと思います」

(最終追い切りについて)
「ジョッキーにも跨ってもらいました。時計的にも内容的にもしっかり先着して、良い動きだったと思います。最後はもっと伸びてくれたら良かったかなというのは、ジョッキーと見ていた方と共通の認識です。普段は折り合いが難しいけれども、最後の反応に関しては少しズブくなっているのでしょうか。そこまで体調に心配はないと思っているので、そこは何とも言えません。しかし、しっかりやれて、雰囲気としては上々です。
前回は、休んでいる時に爪を悪くしたこともあって、釘で打たずに接着蹄鉄で出ていました。しかし、ようやく爪も良くなってきて、普通に釘で打つことができたので、全体的に体調面では今回の方が良いと思います」

(東京ダート1600mについて)
「今回も出ていますが、最後はゴールデンバローズに肉薄するかという勢いで追い込んできたレースは、ちょうど私も競馬場で見ていました。こういう馬を担当させていただけるというので、光栄だと思っています。あのレースがすごく印象に残っていますから、一番力を出せる舞台なのではないでしょうか」

(この馬の良さは?)
「馬群や砂などに怯むことなく、根性で伸びてくるような、ガッツのあるところです。ただ、その前向きさを上手くコントロールできなければいけないというのが、我々の課題だと思います。表裏一体ですね」

(今回のレースに向けて)
「前回と違い、頭数も揃って、条件的にもさらにメンバーが強くなる部分で、流れが速くなれば、競馬をしやすくなるのではないかと希望的観測をしています。
長くお世話になった大久保洋吉先生のところから引き継がせていただいた大事な馬です。今回だけではないですが、この先もしっかりダート界を背負っていけるような馬に育てていきたいと思っていますので、応援のほどよろしくお願いします」

(取材:米田元気)

お知らせ

お知らせ一覧