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 11日(土)に中山競馬場で行われる第6回紫苑ステークス(GIII)に出走予定のエクランドール(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

「デビュー2戦目は、この馬の状態としては正直クエスチョンがつくような状態でした。幸いメンバーや展開に恵まれて勝てました。ただ、少頭数でも初戦と違ってある程度前の位置で競馬ができたというのは、内容として収穫があったと思います。

 2勝目を挙げた後はさすがに疲れがたまってしまったので、しっかり休ませようとオーナーサイドと決めました。次走というのは決めずにしっかり休ませることを主体に前走後は過ごしました。ただ、夏場以降体調がアップしてきて、牧場での調教も思いのほか進んだということなので、それなら紫苑Sを使おうということになりました。

 (ひと夏越えての変化は)全ての面においてパワーアップしたという印象ですね。体幹もそうですし、精神状態や調教の覇気というのも、春の2戦と比べたら良いんじゃないかなと今は思います。

 元々デビューした頃はそれほど目立つ動きはしていなかった馬ですが、今回帰ってきてからは調教で末の脚もしっかり動けていますし、調教時計全体を見てもこちらが思っている以上に良い動きをしていると思うので安心しました。

 (初の小回り、中山については)あまり気にしていないですね。前回でペースが違うと言っても上手く先行できましたし、開幕週の開幕日なのである程度先行しないと話にならないだろうと思うので、そういった事を踏まえてもそれに対応できるポテンシャルと精神状態にはあると思っていますし、あまり気にせず行こうと考えています。

 フィエールマンの妹ですが、最初に見た時からお兄さんに似ていると思っていました。成長曲線は若干違いますが、持っているポテンシャルというのは近いんじゃないかという期待をこめて調教しているので、少しずつ近づいているんじゃないかなと感じています。お兄さんも使ったレース数が少ない中で勝ち切ってくれて、なかなか負けない馬だったので、妹にも似たところを引き継いでくれれば良いかなと思っています。この馬も2戦2勝で重賞の舞台に立てるので、何とか良い結果が出れば、先々楽しみだなと思っています」

(取材:大関隼)

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