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14日(日)に阪神競馬場で行われるマーメイドS(GIII)に出走予定のセンテリュオ(牝5、栗東・高野友和厩舎)について、追い切り後の高野友和調教師のコメントは以下の通り。

「(前走は)馬場状態がフィットしなかったのもあるんですが、それに起因するのか、ここ2戦、ゲートを出てからの行き脚が良くなくて、自分で苦しい位置にしてますから、道中、これは勝負するのは難しいかな、という位置に自分で招いてしまって、直線はそれなりに脚を使ってますが、5着までが精いっぱいだったかな、という感じでしたね。
間隔が空くのは良いんですけれども、早めに目標をマーメイドステークスに定めてから、牧場のスタッフさんにここを目標に調整してもらって、すごく順調でした。入厩してからもどこも悪いところもなく、順調にメニューをこなせました。
先週は単走でしたが、すごく良いリズムで行って反応を確かめる感じでしたが、良い反応でしたし、終いもピュッと来れましたし、良い感じで出来たのではないかと思います。
今日も先週に引き続き、同様のメニューを組みました。前に併せ馬を見せておいて、それを視界にとらえながら単走で良いリズムで行って、残り1ハロンはプッシュしていいよ、という指示を出して、その通りに乗ってくれたのですが、良い反応をしていたと思います。
体調に関しては言うことない出来になってますから、順調、良い具合に仕上がっていると思います。
肉体的な成長は感じます。ジャンプアップするような成長ではなく、ジリジリとした成長ですけれども、年齢を重ねてきましたが衰えの方には行ってなくて、ジワッと成長している感じはしますね。
血統馬ですし、去年のエリザベス女王杯を見ても能力は確かだと思います。牝馬で薄いんですけど、縦の胸郭がすごく大きな馬で、おそらく良い心臓と肺を中に抱えているんだろうなと思うので、能力をすべて表に出せれば、もう少し結果をつけてあげられるんじゃないかな、という感じがしますね。
この馬はまだ3勝クラスしか勝ち鞍がないですから、その実績を踏まえると重いかな、と思うんですが、持っているポテンシャルを踏まえたら55kgでも大丈夫であろうと思います。
(雨は)心配ですね。ディープインパクト産駒にしては背中を大きく使うタイプじゃなくて、トモからの推進、ハミに伝わる連動がちょっと課題のある馬なんですけど、そうするとあまり力のいらない、どちらかというと乾いた、パンパンの馬場の方が、手先軽く走れる状況になるのかな、と思うんで、馬場は渋らない方が良いのは間違いないですね。
何とかこの馬に重賞という勲章をつけてあげて、ブラックタイプをつけたいと思ってやってますし、この馬がお母さんになった時に重賞を勝っているのと勝っていないのでは、種付けされる種牡馬のレベルとか、生まれる子どもの評価も変わってくると思いますし、この馬のためにも何とか勝利させてあげたいと思います」

(取材:山本直)

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