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3月7日(土)に中山競馬場で行われる第15回オーシャンステークス(GIII)に出走予定のレジーナフォルテ(牝6歳、美浦・佐藤吉勝厩舎)について、岩本敏幸調教助手のコメントは以下の通り

(前走のカーバンクルステークス3着を振り返って)
「数字的にはそうでもなかったですが結果的に前に行った馬が崩れてしまうというレースでした。そうした中で逃げて粘っていたという内容は、負けたことはもちろん残念ではありますが改めてこの馬の地力を見ることができたレースだったと思います」

(それから2ヶ月の中間の様子について)
「スイッチの入りやすい馬なのでリラックスをさせるために使った後は放牧へ出すというのがいつものパターンで、今回も同様の形を取りました。1ヶ月ほど前に厩舎に戻し、それからはじっくり乗り込んできていつも通り良い状態で来られています」

(爪に関して不安もあるかと思いますが、その辺りの状態はいかがでしょうか?)
「一時期は爪がボロボロになり伸びも悪いような感じになってしまい、装蹄師さんも相当苦労されてる場面がありました。幸い今は新しい爪が伸びてきて悪かったところも切ることができましたので、爪の状態は良いと思います。今なら接着を使わなくて釘だけでも打てる状態になってきています。ただここ2戦は接着と釘を合わせて使って調子を落としていませんし結果も出ていますので、今回も万全を期してここ2戦と同じく接着と釘をあわせて使うやり方になると思います」

(牝馬ですが、フケの兆候などはありますか?)
「去年のこの時期は来ていなくて、今年も放牧から帰ってからも今のところフケは来ていません。ただフケは春先や秋口など過ごしやすい時期に起こりやすくて、今年はこの時期でも暖かいですので、少し心配はしています」

(今朝の追い切りの狙いと手ごたえは?)
「形は崩したくないということで、いつも通りに北の角馬場でじっくりほぐしてから、坂路で追い切りました。ラップ的にもさすがという感じでした。古馬になってますから馬の方もあまりムキになって行くことはありませんが、ラスト1ハロンを12.5秒で上がってきていますから、良い動きだったと思います」

(このままレースへ向かえたらというような状態でしょうか?)
「そうですね。もうベテランですし、もともと気も入りやすい馬なので何本か追い切りもかけてると、馬の方が自然とレースが近づいてきていることを分かってくれます。ですからこちらが特別に何かをするというわけではなく、いつも通りの馬のリズムといつも通りの仕事をしていれば結果は出てくると思います」

(前走と同じく中山芝1200mという舞台について)
「若いうちは坂よりは平坦の方が良いのかなと思わせるところもありましたが、最近は中山芝1200mでもしっかり安定して走ってくれています。成績だけをみるとどちらかというと大崩れなく走る得意な舞台の方に入るのではないかと思っていますので、何頭か強い馬はいますが、レースを使っていってる強みとコースとの相性で、何とか良い結果が出ないかなと期待しています」

(開幕2週目の馬場ですが、やはりフレッシュな馬場状態の方が良いですか?)
「そうですね。福島で素晴らしい時計で勝ったことがあるように時計勝負は歓迎ですし、直線1000m戦でもスピードを生かして良い競馬ができる馬ですから、馬場状態は良いに越したことはありません」

(最後に意気込みをお願いします)
「オープンに入って1勝させてもらいましたが、まだ重賞のタイトルには手が届いていません。杉原騎手とともにここまで上がってきてくれましたから、人馬共にタイトルを取れたらと思っています。相手はとても強いですが、なんとか1つタイトルを取って欲しいです」

(取材:小屋敷彰吾)

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