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 23日(日)に東京競馬場で行われるフェブラリーS(GI)に出走予定のモズアスコット(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。

「(前走の根岸Sは)力が違ったとしか言いようがないと思います。出遅れましたが、いい脚を長く使ってくれたのかなと思います。(ダート戦を選択したのは)大きく分けて3点あり、普段の調教の動きや脚さばきからダートが向くのではないか、ということ、血統がダートは間違いなく向くだろう、ということ、年を経て馬体がパワー型に変わってきたと思った、ということで、どちらかといえば満を持してのダート出走でした。うまく行きすぎかもしれませんが、自分の見立てが間違ってなくて良かったと思います。自信があるとは言っても、結果を見てみないと、ということがあったので、言うことがない結果だったのではないかと思います。レース後すぐに、馬の状態さえ良ければすぐにフェブラリーS、ということは決めました。モズアスコットという馬は連闘でGIを勝ってくれるし、初ダートは克服してくれるし、非常に喜びをもたらしてくれる馬で感謝しています。

レース後の1週間は疲れをとることに専念して、身体のあちこちにガタが来やすい馬なので、そこのケアを充分にして、先週の金曜日に1週前追い切り、今日が最終追い切り、ということで順調に来たと思います。(先週の時点では)疲れが取れてここから上がってくるかな、という感じでした。(今日は)リードホースがだいたい4ハロン54秒くらいの予定なので、52秒くらいで、ということで、あとは乗ったルメール騎手の判断に任せる、ということでした。時計はやや速くなりましたが、前走時よりは反応が良かったと思います。今日については全く問題ないですが、この馬は追い切りが終わって安心できるタイプではないので、日々細心の注意を払って、いい状態に持っていきたいと思います。

今回は芝スタートにもなりますし、距離は全く心配していません。

(年末に厩舎がGIを連勝、好調の秘訣は)僕があまり余計なことを言わないことじゃないですか。任せるからには全面的に任せる、という主義をとっています。風通しの良い厩舎だと自負しています。(追い切りを受けて、スタッフとは)あれだけの追い切りをすると多少のダメージが残りますので、どうやって、超回復の状態でレースに臨めるかを話し合うと思います。

力を出し切れば必ずいいレースをしてくれると思いますし、今後に向けて楽しみになるレースを期待しています。皆さん、馬券をいっぱい買って応援してください」

(取材:山本直)

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