【フェブラリーS】栗東レポート インティ [News]
2020/02/19(水) 15:51
 23日(日)に東京競馬場で行われるフェブラリーS(GI)に出走予定のインティ(牡6、栗東・野中賢二調教師)について、追い切り後の野中賢二調教師のコメントは以下の通り。

「(前走の東海Sは)58キロを背負っていること、それで控える競馬を選択したことを考えれば、できれば結果も伴えば良かったですが、悪くない結果だと思います。(控える競馬は)選択肢のひとつとしてはありました。武豊騎手とも話し合って、枠順が外になって、内に行きたい馬がいて、みやこSの件もありましたからオーバーペースにならないよう、ペースだけは考えて、出来るのであれば控える選択肢もあるのかな、とは言っていました。

(レースの)幅、というか、この馬のリズムで走らせれば大崩れしないのかな、という内容ですし、チャンピオンズCはレベルがかなり高い中で、直線までは"おっ"というところを見せてくれましたし、自分のリズムで行くことが大事だと確信できました。

(前走は)前哨戦で、本番に向けての造りで、58キロということもありました。位置としては想定よりは後ろでも、折り合いはついていました。58キロを背負っているといっても、結果を伴いたかったというところで、後ろから差されたのは残念ですが、次に向けてはいい内容だったのでは、という話はしていました。レースを使った後もダメージは昔ほどないですし、(今回に向けての)立ち上げもスムーズに出来ていますし、東海Sよりはいい状態で行けるのではないかと思います。

レース後は馬の状態をしっかり把握して、疲れを抜くところから始めました。思ったよりも早く立ち上げもできたので、当初の予定通り順調に来ていると思います。(先週の追い切りは)負荷をかけすぎず、追い込みすぎることのないよう、今週は輸送もありますので、東海Sの調子をキープできれば、と調整を進めています。

(今日の追い切りは)1度使って馬の中身も出来ていて、調子も上昇していますから、それをキープしていこうということで、リズム重視で終い1ハロンだけ流すように、と言いました。思ったより時計が速くなりましたが、以前は坂路で動けるタイプではなかった馬が、それだけ動ける身体になっているのかなと思います。このひと追いで整ったと思いますし、レースに向けていい状態で臨めると思います。

(昨年のフェブラリーS制覇から)1年経って、本当にトレセンでの振る舞い、調教であり、馬房であり、そのあたりでの成長はすごく感じます。馬体も惚れ惚れするくらい逞しくなりました。競馬を使ってもへこたれなくなりました。競馬に行って、少し気性的に繊細なところはありますので、平常心で臨めればと思います。

(長所は)自分でペースを作って、上がりもかなり速い脚で上がれます。そういう馬は珍しいと思いますし、だからこそGIを勝てたんだと思います。いかに自分のリズムで行って、最後も自分の脚で行けるか、というところだと思います。

(武豊騎手は)この馬と相性が良いですし、前走を見ても分かるように、彼のこぶしの柔軟性というか、あの位置で折り合わせるところは、みやこSであれだけ難しい面を見せたことを考えれば、すごいと思います。気性であったり口向きであったり、前向き過ぎるところに、彼の当たりの柔らかさは合っていると思います。

枠順も関係してくると思うので、最終的には枠順が出てから武豊騎手と相談しようと思いますが、できればハナに行ってペースを作っていければと思います。枠順が出れば、それぞれの陣営が勝つために作戦を考えるでしょうし、自分がメンバーを見た中では、ある程度ペースを作っていけるのではと思っています。

連覇に挑戦できるのはこの馬しかいないですし、そうなると歴史に残る、数少ない馬の中に入れるんだと思います。彼に成し遂げさせてあげたいと思って、一生懸命やってます。応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)