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 23日(日)に東京競馬場で行われるフェブラリーS(GI)に出走予定のヴェンジェンス(牡7、栗東・大根田裕之調教師)について、追い切り後の大根田裕之調教師のコメントは以下の通り。

「前走は自分の競馬に徹しようと思って臨みましたが、ラップも展開も勝ち馬に向いていたかなと思います。ヴェンジェンス自体は自分の競馬をして、最後は伸びてくれましたから納得のレースです。みやこSを勝った時よりペースは遅くなると思って、私も幸騎手もみやこSのイメージではなくもう少し前でもいいかな、と思って、中団くらいにいきました。その通りペースは遅くなって、追い上げていったんですが、勝った馬がしぶとかったということでしょうね。1800mでも大丈夫だということがわかりました。折り合いもつきやすいです。1600mでも大丈夫だと思います。

秋から冬にかけて激走して良く走っていましたし、前走を使った後に、腰の筋肉の疲れが抜けきらなかったんですが、いつもは3日で抜けるところに1週間かかった、という程度のもので、それほど影響はないと思います。

(1週前の追い切りは)ジョッキーが乗っているのでいつも通り、馬の体調だけどんなものか見てくれたらいいよ、という指示をしました。あまり無理せずガンガン追わないで、素直な馬なのでジョッキーに任せていましたが、思った通りのタイムで来てくれました。

(今日は)先週と同じように、という指示だけです。(先週とタイムがほぼ同じで)ピッタリですね、という感じです。馬が太くて走れない、ということはまずないので、あまり前日輸送の経験がないので、行った先で入れ込んだり、環境の違いでソワソワしたりしたら困るので、目一杯という感じではやっていません。体調維持に努めました。それで充分だと思います。

(初めてのマイル戦ですが)1400mを使って、1800mを使って、1600mなので、程よいかなと思います。若い時は力んで走っていたので、左回りだと外に行きたがる素振りもあったんですが、中京のチャンピオンズカップではそんな気配もなかったですし、折り合いもつきますしシャカリキに行くわけではないので、無難に回ってこられると思います。東京の方が決め乗りというか、直線が長く、脚があったらジワジワ追い上げてくるかな、と思います。レースはどちらかといえばやりやすいと思います。

(輸送は)大丈夫だと思います。前日にしたことがあまりないので、やってみないと分かりませんが、7歳ですし何とか落ち着いてくれると思います。ほかの馬の枠順と脚質との兼ね合いはあると思いますが、(枠順は)真ん中くらいが無難ではないでしょうか。

3歳時は期待していたんですが、骨折でかなり休みました。身体が弱かったこともありましたが、あの馬には1年8か月くらいの休養が成長期になり、今となってはかなり良かったかなと思います。7歳ですが、身体の中身はまだ若いと思いますし、力を出してくれると思います。

GIですし、相手も強いんですが、ヴェンジェンスらしいレースをしたいと思います。頑張ってくれると思います」

(取材:山本直)

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