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11月3日(日)に京都競馬場で行われる第9回みやこステークス(GIII)に登録しているワイドファラオ(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)について、追い切り後の高田建吾調教助手のコメントは以下の通り。

(前走のオーバルスプリント2着を振り返って)
「初の地方のコースであったりとか、ダートスタートであったり、コーナー2つであったり、いろいろ課題の多いレースでした。思いのほか頑張ってくれて2着には来ましたが、多少課題は残す形にはなったと思います。
今まで芝スタートしか経験していなかったので、ダートスタートがどうかなというのは福永騎手とも話していたのですが、やはり1歩目でトモを滑らせていました。それで行き脚がつかなかったのもありました。
ジョッキーに聞いたら芝スタートが得意な馬、ダートスタートが得意な馬がいると言います。ファラオに関しては芝スタートは得意みたいだねと言っていました。そういう馬はだいたいダートスタートになると1歩目を滑らせたりするとは聞いていましたので、やっぱりかなという気はしました。
スピードの優ったところがあったので、それが生きたのかなと思います」

(前走後の調整について)
「特に疲れた様子もなかったので、良い状態でひと息入れる形にはなりました。そのおかげで、疲れがほとんどなく良い状態で今回帰って来られました。
大きな変化はなかったですが、疲れなどが全然ないなというのは感じました。元気も良かったので、次に向けては順調に行けるかなと思いました」

(調教過程を振り返って)
「(1週前は)ここ最近は併せ馬でずっとやっていたので、単走で行ってみてそんなに気負わないようにと思って行ってみました。単走でも少し気負ってしまうところがありました。それでも終いまでしっかり動けていたので、中身としては全然悪くはありませんでした。しかし、気負う面が若干気になるかなという気はします。
今日は単走でやりました。気負う面が抜けないので、それが競馬に行ってどう出るかが鍵だと思います。
前向きな気持ちが強い馬なので、短距離寄りな走り方をする感じがあります。今回は1800mになるということで、いかに道中気を抜いて走れるかがポイントになってくると思います。それを今日の単走の追い切りで気を抜きながらと思ったのですが、やはり少し気負う面が出てきてしまうので、あとは競馬でそれをどうジョッキーが対処してくれるかになるのかなと思います」

(今回のレースに向けて)
「正直、ユニコーンステークスの時もジョッキーにギリギリかなと言われていたのはありました。気持ち的には長いのかなという気もしますが、それをこなしてほしいという面もやはりあるので、期待も込めて今回は使ってみようかという感じです。
芝を使っている間は当面の目標がNHKマイルカップかなというのはありました。その後は短距離路線がなくなってしまうので、それならばひと月間があきますが、ユニコーンステークスを目標にしてみてはどうかなという話もありました。血統的にも乗っている感じでもダートはこなせるとは思っていたので、ユニコーンステークスは良い選択だなとは思いました。
一応チャンピオンズカップなどを目指していきたい気持ちもあるので、それに向けて今回は1800mを試す形にはなります。
今回も課題は多いのですが、今まで課題を結構乗り越えてきた馬なので、今回も頑張ってそれを乗り越えてくれると思います。ぜひとも頑張ってもらいたいです」

(取材:米田元気)

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