お知らせ:

競馬実況web

 来月1日(日)に京都競馬場で行われる第20回シルクロードステークス(GIII)に登録をしているセイコーライコウ(牡8、美浦・鈴木康弘厩舎)について、追い切り後の鈴木康弘調教師のコメントは以下の通り。

(京都の京阪杯7着を振り返って)
「そのレースは丸山騎手が手綱を取っていました。少し癖のある馬で、難しいところがあるのでどうかなと思っていました。その分も含めて、レースでの不利もあっての着順だったと思います。それを考えると、悲観することはないレースでした。」

(前走について)
「3着という成績でした。58キロを背負ったということで、非常に評価できるレースだったと思います。」

(前走後の調整から最終追い切りについて)
「前走が12月13日でしたが、その後も非常に飼い葉もよく食べてくれて、順調に来ていました。緩めることなくコンスタントに坂路での調教を消化しています。昨日、坂路でやろうということでメニューを組んだ時に、一本目が(3ハロン)43秒、二本目が40秒ぐらいのところを頭に描いていました。しかし、今日は雨が降って、坂路のコンディションが悪かったものですから、今朝急遽変更しました。それで、一本目48秒ぐらいで、二本目が42秒ぐらいのところを乗ってきてほしいという指示をしました。41.9秒だったので、時計通りかなと思っています。41.9秒と一本だけでしたから、心配される方もいると思うのですが、馬の方は出来ています。馬場が悪いので加減をしたということであって、もし馬が出来ていなければ、メニュー通りの追い切りをしたと思います。ですが、今日の朝の様子もハッピーでしたし、これならばそう無理をすることもないな、これぐらいの追い切りでいいかな、ということで指示をした時計です。」

(8歳という年齢について)
「この馬は屈腱炎を患いまして、長期の休養がありました。ですから、休んだ分、今頑張ってくれているのではないかと思っています。」

(京都の馬場について)
「先週、私はゴールデンナンバーで重賞を使っていて、京都へ行っていました。結果は2着だったのですが、ゴールデンナンバーは内をついて追い込んできて、わずかなところで2着でした。逃げ切りのレースで、前残りの競馬が多いようなのですが、必ずしも追い込み切れない馬場ではないと思います。セイコーライコウの場合はゴールデンナンバーよりもう少し前で競馬ができますから、今の京都の馬場について意識はしていません。」

(今回のレースへの意気込み)
「先週(の重賞は)はわずかな差で2着でした。しかし、非常に頑張ってくれたなと思っていますし、幸いにも2週続けて重賞を使えるわけです。私もあと1カ月で定年を迎えるわけですが、気持ち的には1カ月だからどうこうということはないと思います。静かな気持ちで競馬を見ることもできます。2月28日の最後の日になってしまいますと、こういう心理でいられるか分かりませんが、今週セイコーライコウを出走させるにあたっては、心理的に今までと変わらずに、良い対応ができています。ですから、平常心でセイコーライコウを送り出したいと思っています。」

(取材:米田元気)

お知らせ

お知らせ一覧