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8月5日(日)に新潟競馬場で行われる第10回レパードステークス(GIII)に登録しているグリム(牡3、栗東・野中賢二厩舎)について、追い切り後の野中賢二調教師のコメントは以下の通り。

(前走のユニコーンS9着を振り返って)
「良いスタートを切ったのですが、少し内に閉じ込められてしまいました。まだ器用さがないので、進路が塞がったり、あのような少し緩急のある競馬になったりすると対応しきれないのが現状です。この馬の苦手なレース展開にはなってしまいました」

(前走後の調整について)
「リフレッシュのために短期間放牧に出しました。戻ってきてからは暑さにも全然へこたれずに順調に調整できています。
本当に短期間でしたので、目立った変化はありませんでしたが、精神的にはかなりリラックスして戻ってきたかなと思います」

(調教過程を振り返って)
「1週前はCウッドチップコースで追い切りました。今週は輸送もありますし暑さもあり、少しソフトな仕上げをしたかったので、1週前は負荷をかけられて良い調教ができたかと思います。
(今日は)55秒前後から終いの1ハロンは12秒前半ぐらいでやってほしいという指示でした。その通りの調教が上手くできました。
しっかり飼い葉を食べていますし、今のところ暑さにダメージを受けている様子は全然見られません」

(今回のレースに向けて)
「体形やフットワークを見ていると、胴が長いですし距離はこなしてくれると思います。新潟はある程度前に行った方が断然有利な馬場なので、レースセンスが良い馬ですから、ある程度前目で競馬ができると思います。競馬場自体は合っているのかなと思います。
先ほど言ったように、器用さを求められるとまだまだですが、スムーズに競馬ができた時は簡単に抜かせない根性もあります。レースセンスが良いので、スムーズに競馬ができた時の強さが売りかなと思います。
精神的には一戦ごとに成長しているのが分かります。体はすごく緩かったのですが、使うごとに筋肉も付いてきてしっかりしてきているなという印象があります。
この馬のレースセンスを生かして、ある程度前目でスムーズな競馬をしたいです。
前走は少し不甲斐ない競馬になってしまいました。立て直して状態は良いですし、新潟の1800mで持ち味の渋太さを生かせればと思っています。応援よろしくお願いします」

(取材:米田元気)

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