【マーメイドS】栗東レポート~キンショーユキヒメ [News]
2018/06/06(水) 16:58
6月10日(日)に阪神競馬場で行われる第23回マーメイドステークス(GIII)に登録しているキンショーユキヒメ(牝5、栗東・中村均厩舎)について、追い切り後の中村均調教師のコメントは以下の通り。

(前走の福島牝馬S1着を振り返って)
「非常に調子は良く、調整も上手くいって、10時間以上の輸送も全く問題ありませんでした。ただ、福島競馬場と1800mという距離がこの馬に適しているかなという懸念はありました。しかも前に行った方が有利ではないかという戦前の予想をあえて秋山騎手と話し合って、やはりこの馬の競馬をしようと、持ち味を生かすためにゆっくり行こうということになりました。それが上手くはまったみたいなところがありました。前半が結構速くて、みんなが前に行かなければ不利だという頭があったのでしょうか。うちの馬一頭だけがゆっくりしていたので、ものの見事にはまりました。勝てると思っていなかったので、予定外でした」

(前走後の調整について)
「勝った勢いでヴィクトリアマイルということも少し考えました。しかし、1600mの東京が合わないわけではないのですが、相手も強いですし、中2週だったので、あえてそれを見送りました。去年、条件馬ながらこのレース4着だったので、その時から来年のこのレースという目標がありました。ここ1本で行こうということで、少し間が開きましたが、調整は全く問題なく順調に来ました」

(調教過程を振り返って)
「先週木曜日に、1週前の追い切りということでほぼ完全に仕上げておこうかなと目一杯やりまして、速い時計も出しました。今回は、先週もやって、ある程度仕上がっていますので、牝馬ということもあるので、上がり重点というような調教でした。思った通りの調教ができました。出来に関しては今回は全く問題ないです」

(今回のレースに向けて)
「去年は1000万条件だったのでハンデが51キロ、今年はハンデ頭に近いような55キロで、一気に4キロ増えたのです。この4キロは何だろうということでじっくり考えてみたら、去年のマーメイドステークスの後に1000万を勝って、さらに1600万を連勝して、オープンまで上がって重賞まで勝ちました。その間にすでに3勝も挙げて、クラスが3つも上がったということで、そのハンデ差の4キロというのは完全にこの馬の成長だと思います。去年の51キロと今年の55キロ、4キロも増えましたが、力はそれだけ蓄えているということだと思います。
 馬体の張りも古馬らしくなってきて、見栄えが非常に良くなってきました。同時に精神状態も落ち着いてきていますし、オープン馬らしい風格も出てきました。実はこの馬は、2歳あるいは3歳の初め頃はあまり牝馬のレースを使わずに牡馬と一緒に、常に強い馬とぶつけて、終いの上がりに磨きをかけるという競馬をやってきました。ずいぶん負けはしましたが、その成果がようやくここに来て、牝馬だけのレースであれば力を発揮できるようになってきました。今回も牝馬の重賞なので、その辺がこの馬の強みかなと思います。
 一番心配なのは天気です。牝馬で510キロを超えるような馬で、非常に大跳びでストライドが大きな迫力のあるフットワークをします。逆にそれが滑ったり、あるいはぬかるんだ馬場になったりすると、おまけにハンデを結構背負うので、ダブルで堪えます。
 ようやく5歳になって、充実期を迎え、重賞を勝ちました。さらにまたもう一つというところまで来ています。何とか(重賞)連覇を飾って、秋の大目標であるレースに向かいたいと思っています。頑張ってほしいです。よろしくお願いします」

(取材:米田元気)