☆10月1日(日)中山競馬場で行われる第51回スプリンターズステークス(GI)に出走を予定しているメラグラーナ(牝5、池添学厩舎)について追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
◎メラグラーナについて、池添学調教師
・前哨戦のセントウルステークスの前2戦が惨敗続きだったので、その敗因が馬場かメンタルか分かりませんでしたが前走いいレースをしてくれたことにより敗因は馬場とはっきりしました。直前に雨が降ってキックバックを受けると精神的に脆い面が出るようです。
・前走のセントウルステークスは完璧な状態とは言えないものの、直線で進路を迷いながらも差の無いレースをして使われての上昇を感じさせてくれる内容でした。
・そのレースではコーナーで内にササるところがあったのでそれを確認するために先週ウッドチップコースで三頭併せの調教を行い気合いをつけました。動きは申し分ありませんでした。
・それを受けて今週は坂路でオーバーワークに注意していつものパターンでやりました。弾むようなキャンターで時計はやればいくらでも出そうな手応えで気分良く走らせました。
・この馬は本格的に1200mを使い出して終いを生かすレースをするようになってから頭角を現してきました。昨年のセプテンバーステークス(1600万下)を勝ってからスプリンターズステークスを意識してここまでステップを踏んできました。
・中山の相性がいいですね(3戦3勝)。大飛びの馬なので広いコースの方が合っていると思っていましたが、道中ブレーキをかけると立て直すのに時間がかかります。その点中山競馬場なら早めに進路を確保して外を回ってこれるのでその点が合っているのだと思います。
・南半球産なので(8月生まれ)今になって精神面も馬体も飼葉食いもしっかりしてきました。とにかく良馬場でレースをしたいですね。あとは馬混みでごちゃつくことなくレースをしてもらいたいです。ある程度はペースも上がって、後ろから行く馬なのでうまく騎手が捌いてくれればという感じです。
〔取材:檜川彰人〕