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9日(日)に中京競馬場で行われる第22回プロキオンステークス(GIII)に登録しているキングズガード(牡6、栗東・寺島良厩舎)について、追い切り後の寺島良調教師のコメントは以下の通り。

(前走の天保山ステークス2着を振り返って)
「休み明けでしたが、しっかり乗り込みました。牧場からはすごく良い状態だということで(厩舎に)入ってきたので、本当に良い状態で使えたという感じでした。レースぶりも少し前が流れていたので、後ろの方になりましたが、コーナーを回った時には届くかなという感じでは見ていました。惜しくも2着でしたが、しっかりと力を出し切れた感じはあります。58キロも克服できたのかなというレースでした」

(前走後の調整について)
「中2週だったので、そんなに無理をしませんでした。前走でしっかりと仕上がっていた感じもあったので、先週は坂路でサラッとやりました。今週は馬場が悪かったので、全体的にゆっくりと行って、終いだけ併せるという予定通りの調整ができたと思います。
先週はそれなりに時計を出せたので、状態を維持させるという意味での調教はしっかり予定通りできたかなと思います。
その前に地方で使った時は無理して使わせてもらったので、そこで疲れが来るのかなと思ったのですが、思いの外回復が早かったです。牧場からも良い状態ということで戻してきて、前走はそういう感じで使えました。本当に疲れもなく、ここまで来られている感じはします」

(今回のレースに向けて)
「去年の秋から何走か左回りを使わせてもらって、内にささる面なども見せていました。結果の面で見ると勝ちきれていないところは左回りにはあります。その点はポイントになると思います。フェブラリーSからハミを換えるなどして工夫はして、少し変化は見られています。今回の舞台も去年は惜しい3着だったので、同じような感じで来られたらなと思います。
ずっと安定して着を拾ったり、掲示板に来たりしています。大きく負けたのはフェブラリーSだけなのですが、安定して走っているというのは変わらずに来ています。体の面では、背腰がずっと弱くてなかなか続けて使えなかった馬が、今はその辺が解消されて、攻め馬もしっかりと坂路とコースを併用してできるようになっています。体はすごく成長を感じます。
安定して力を出せる精神的なものと、最後は馬場を苦にせずにしっかり伸びて来られる脚の速さは、この馬の武器だと思います。
後ろから来る馬に強いのが何頭かいるので、それよりも少し前のポジションで、中京のコースで少しコーナーがきついところもあると思うので、上手くその辺は立ち回って、直線で抜け出してくれたらと思います。
毎回、この馬は安定して走ってくれているので、馬券の対象になってくれると思います。頑張ってくれているので、応援の方よろしくお願いします」

(取材:米田元気)

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