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10月2日(日)に中山競馬場で行われる第50回スプリンターズステークス(GI)に登録をしているミッキーアイル(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)について、追い切り後の音無秀孝調教師と鞍上予定の松山弘平騎手のコメントは以下の通り。

・音無秀孝調教師
(前走の高松宮記念2着を振り返って)
「レース前は私が指示したわけではないのですが、ジョッキーはハナに行きますということで、好きに乗っていいよと言いました。ゲートが開いたら、外枠に速い馬が2頭いて、結果的に途中で行くのをやめざるをえなかったのです。それでもペースが速かったので折り合いはついていましたし、前の馬2頭を見る形でレースを運びました。4コーナーで手応えもあったので、早めに抜け出そうと思ったら、ハナに行っている馬が外に行きましたよね。あれでだいぶ外にふられたような感じがあったのです。不利と言えばそこが不利かなと。その後抜け出して1頭になったのですが、4コーナーの不利が少し痛かったです。差されましたからね。
ビッグアーサーはその後ろにいて不利がなかったですから、あの馬はスムーズに競馬したなと思います」

(前走後の調整について)
「かなりゆっくりしました。安田記念は使っていないですし、もっと間があいているのですが、安田記念で夏休みにしていると同じですからね。結果的に安田記念は使わなかったというだけで、今回は北海道のノーザンファーム空港へ放牧に行っていました。かなり長い間リフレッシュできたのではないでしょうか。
元々能力の高い馬ですから、いつものように少しずつ上げていけばいいという感じでした。今日の追い切りはマックスを予定していたので、今日の半マイルが一番速かったと思います」

(最終追い切りを振り返って)
「先週は並走馬の後ろから追いかけて行ったら、最後の1ハロンで負けました。今日は後ろから行くのはやめようということで、最初から並んで行きました。そうすると今度は横に馬がいるので掛かり気味で入って行って、その分12秒台で入ってしまいました。なので、12-12-13になった感じの追い切りでしたから、逆なら良かったなと思うのですが...。50秒0で最終も13秒3でめちゃくちゃ速いですから、逆に言うとしっかりやれたなと思います。
うちは休み明けで、最後はマックスでやりたかったので、そこは他の馬とは違うところです。使っている馬は調整だけで済んでいますが、うちはそういうわけにはいきませんので、しっかりとやりました。
これだけちゃんとやれているし、能力は高いので信頼しています。
不安点はこれまでで一番長いブランクですが、それは安田記念をパスしたからですよね。あの時は高松宮記念の疲れが取れなかったので、仕方がなかったです。セントウルSがありましたが、そこを使うと暑い時期に入れなければならなくなって、中2週で次のレースが待っているわけです。テンションが上がるし、そこはやめた方がいいだろうということで、ぶっつけ本番になりました。テンションが上がらずに本番というのは良い方に出るのではないでしょうか」

(今回のレースに向けて)
「ジョッキーが考えているので、私がいろいろ言わない方が良いと思います。中山のコースは走ったことがあるので、何も問題はないと思います。
あまり番手のレースがなかったので、無理で行けずの番手はありましたけどね。最初から無理せずに番手だったらありかなと思います。しかし、それはゲートを出て考えることでしょうね。レース前に考える必要はないし、仮に番手になっても大崩れしない馬ですから。
坂路は時計の出る馬ですし、どちらかというと掻き込んで走る馬ですから、少々馬場が悪くなっても問題はないと思います。
GIは勝っていますが、古馬になって勝てていません。特に春の雪辱もしてほしいですから、何とかして古馬のGIを獲らせたいです。応援よろしくお願いします」


・松山弘平騎手
(前走の高松宮記念2着を振り返って)
「高松宮記念の時は、行く馬が多くて先行争いがすごく厳しかったかなという印象です。ペースも速くなってしまいましたし、その辺で自分もまだまだだったなと感じています。
力のある馬なので、一瞬やったかなと思ったのですが、ペースが速かったのも影響したと思います」

(馬に対する印象は?)
「スタートがすごく速いですし、パワフルな印象です。」

(調教過程を振り返って)
「(1週前は)これぐらい長いこと休んでいるので、乗りやすいという印象でした。
動きは悪くはなかったですが、併せた馬も動く馬でした。
先週は後ろから行ったので、今日は最初から併せて行こうという話でした。気合い乗りも良い時に戻ってきましたし、力強いミッキーアイルらしい走りが感じられました。
最初から併せて行ったので、少し掛かって行くようなところもあったのですが、力強い走りで、時計もこれだけ優秀ですし、良かったと思います。
ミッキーアイルが少し動き過ぎてしまったので、(併せた馬が)遅れてしまったのだと思います。
高松宮記念の時とそれほど変わらないような状態で来ているかと思います。
先週と今週、しっかりとやっているので、これでさらにまた良くなってくれるかなと思います」

(今回のレースに向けて)
「馬のリズムを大事にしたいというのは考えています。阪急杯も強い競馬をしてくれましたし、高松宮記念でも力のある競馬をしてくれたので、その辺は調教師と相談して乗りたいと思います。どこからでも競馬ができると思います。
(中山は)コーナーなどもあって、難しい印象です。
これだけの有力馬に乗せていただいて、オーナーや調教師をはじめ、皆さんには本当に感謝しています。結果を出すことで恩返しできればと思っていますので、一生懸命頑張りたいです」

(取材:米田元気)

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