２５日（日）に中山競馬場で行われる第６２回オールカマー（ＧII・芝２２００ｍ）に出走するマリアライト（牝５、美浦・久保田貴士厩舎）について、追い切り後久保田貴士調教師のコメントは以下の通り。

「宝塚記念は春３戦目で、馬もいい状態になっていましたし期待して送り出しました。強いメンバー相手にどうかなと思いましたが、改めてこの馬の強さを認識できました。

　エリザベス女王杯を勝ったあとも有馬記念で差の無いレースをしてくれて、今年に入ってからも古馬の牡馬相手にいいレースをしてくれていましたから、去年秋以降の充実振りは目を見張るものがありますね。ここまで成長してくれるとは、という気持ちです。

　宝塚記念の後はいつも通り、ノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。レースの１か月くらい前に厩舎に戻ってきて、いつものこの馬のパターンで調整してきましたが順調ですね。先週（１週前）、週末と併せ馬をしたので今日はもう気分よく、外めを走らせてあげるというこの馬のいつものパターンでした。雨の影響で少し馬場が重かったのですが、しっかりした足取りで上がってきてくれましたね。休み明けで、体と気持ちを見るとちょっと気持ちの方が強いのかなとも感じましたが、いい感じでここまで来ましたし、良いレースになると思います。

　稍重でも走っていますし、少し馬場が渋るくらいなら向くと思います。中山は去年もこのレースを走っていましたし、コースに関しては心配していません。去年とは違う立場でこのレースに臨むことになりますが、春の成績に恥じないレースをしてくれると思います。応援を宜しくお願いします」

（取材：大関隼）