２５日（日）に中山競馬場で行われる芙蓉ステークス（２歳オープン・芝２０００ｍ）に出走するキングズラッシュ（牡２、美浦・久保田貴士厩舎）について、追い切り後久保田貴士調教師のコメントは以下の通り。

「厩舎へ来た頃からやんちゃな所があるのは分かっていましたが、新馬戦でもレース前に騎手を落としたりやんちゃな所を見せていました。心配していましたが、実戦ではちゃんと走ってくれて、期待していたレースを見せてくれました。

　１回レースを経験したことで、いい意味で大人になってきました。普段の調教からそれほど手こずる事も無いですし、順調に来ることができましたね。１度使ってやる気になっていますし、今朝は道中我慢させて、終いの反応をジョッキーに確かめてもらいました。抜け出す時の脚も速かったですし、いい感じですね。中山は坂がありますし、新馬戦のレース振りからするとエンジンのかかりが遅いタイプで、長くいい脚を使うこの馬には合っていると思います。

　（―母のリコリスも厩舎に所属していた馬ですが）お母さんは牝馬にしては馬格があって、逞しい馬でした。この馬も雄大な馬体を受け継いでいますし、思い入れのある血統の馬なので楽しみにしているんです。メンバーは強くなりますがまだまだ奥がありそうですし、ヒケは取らないと思います」

（取材：大関隼）