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 JRAは12日、ジェンティルドンナ(牝、2009年生まれ)を、史上32頭目の顕彰馬に選定したことを発表した。
ジェンティルドンナは父ディープインパクト、母ドナブリーニという血統で、2012年の牝馬三冠を制し、2012、2013年のジャパンカップ(GI)を連覇した後、2014年にはドバイシーマクラシック(G1)、ラストランの有馬記念(GI)も制覇した。通算成績は19戦10勝(海外2戦1勝)。顕彰馬を選ぶ記者198名の投票では155票(得票率78.3%)を獲得した。(この投票では記者1名につき4頭まで投票できる)

 有限会社サンデーレーシング(代表:吉田俊介氏)「このたびはジェンティルドンナを顕彰馬に選定していただき光栄に存じます。牝馬三冠にはじまり、ジャパンカップでのオルフェーヴルとの追い比べ、翌年のジャパンカップ連覇、絶望的な位置から差し切ったドバイシーマクラシックの末脚、さらには感動的な有馬記念でのラストラン......数々の名場面は、まだまだ記憶に新しいところです。出資者の皆様、石坂調教師はじめ関係者の方々、そして応援していただいたファンの皆様とともに、あらためて喜びを分かち合いたいと思います。また、今年の春、ジェンティルドンナには父キングカメハメハの初仔(牝馬)が誕生しています。今後は産駒にもご声援いただければ幸いです」

 石坂正調教師「このたびはジェンティルドンナが顕彰馬に選出され大変光栄です。3年以上無事に頑張ってくれたことに対し評価していただけたことを嬉しく思っています。そして、ファンの皆様からも熱い思い、オーナーとの相互理解のもと、厩舎スタッフが一丸となって取り組んできたことへの賜物として、このような賞をいただけたことを心から感謝しています。これまでも多くの競走馬を管理してきましたが、ジェンティルドンナから沢山のことを学び、育てられたことは大きな財産です。子供達にはもちろん期待をしていますが、ジェンティルドンナ自身も元気で長生きして欲しいと願っています」

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