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 元騎手、元調教師の武邦彦氏が12日午前1時26分に、滋賀県の済生会滋賀県病院で病気のため亡くなったとJRAから発表された。享年77歳。

 武邦彦氏は、1957年に武平三厩舎所属で騎手としてデビューし、「ターフの魔術師」と謳われた手綱捌きで活躍。JRA通算で重賞80勝を含む1163勝を挙げた。キタノカチドキで皐月賞、ロングエースで日本ダービー、タケホープで菊花賞、トウショウボーイで有馬記念など、数多くの大レースを制した。
1987年に調教師として厩舎を開業してからはバンブーメモリーとメジロベイリーでGIを制するなど重賞18勝。JRA通算375勝を挙げた。

 息子の武豊騎手、武幸四郎騎手も活躍し、親子でのクラシック競走制覇を4競走で達成。邦彦騎手、豊騎手でJRA唯一の親子1000勝も達成している。

◆武豊騎手の談話
「ホースマンとしても、父親としても、たいへん尊敬できる偉大な人でした。今の私があるのも父親のおかげです。まだまだ見守っていてほしかったので、本当に残念です」

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