高松宮杯5着以来のエイシンブルズアイは5時に馬場が開いた直後に坂路コースに入り800メートルを52秒3、最後の200メートルを先週に続いて12秒1でまとめる形の調整。好仕上がりをアピールした。
調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。
●エイシンブルズアイ(野中賢二調教師)
◎高松宮記念は5着でした。レースを振り返ってください。
レース当日は前の週と違って後ろの馬がなかなか届かない馬場になっていましたから、この馬の脚質では少し厳しい競馬になったと思います。ただ、その中でも最後はしっかり脚を使ってくれましたし、収穫はあったと思っています。
◎本当に良く頑張っていましたね?
勝ち馬は強かったですが、前へ行った馬が止まらないという馬場で後方から一頭だけ目立った脚を使っていましたし、あの強いメンバーで馬場を考えると不利な脚質で掲示板を確保したのは自信になりましたね。
◎レース後3ヶ月、間が空きましたが?
ひと月ほどリフレッシュ放牧に出しまして、戻ってからはひと月ほどじっくり体を作って、順調に来ていると思います。
◎先週の調教はどんな感じだったでしょう?
この馬にしては体に余裕がありましたし、行きっぷりももうひとつかな?と思っていたのですが、先週走ったことで今週は乗り手をグイグイ引っ張るような形になっていましたし、いい感じに持って来れていると思いますけどね。
◎今週の坂路での調教はどんな指示をしたのでしょう?
やればやるだけ時計は出てしまう馬なので800メートルを52秒台、最後の200メートルを12秒台の前半で動かして欲しいということで、そのとおり、予定どおりの調教ができていますし、その後の息遣いも良くなってきているので、いい感じで来れていると思います。
◎中京競馬開幕週の1200メートル戦ですが?
中京ではGIでも好走できていますから、大雨で渋ったり、よほどの特殊な馬場以外はこなしてくれるのではないかと思っています。
◎開幕週の馬場ということについてはどうでしょう?
悪いよりはきれいな馬場の方が得意な馬ですから問題ないでしょう。
◎今回はどのようなレースをイメージされていますか?
この馬の脚質は瞬発力をどこで活かすかということなので、この馬の脚質を信用してもらって、ジョッキーに瞬発力を発揮させてもらえればと思っています。
◎ハンデ戦で今回は57キロでの出走となりますが?
想定していた通りで他の馬との斤量のバランスも思っていた通りですから問題ないと思います。
(取材:佐藤泉)