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セレクトセールで5頭を落札したカタールの王族ハファド殿下の代理人デヴィッド・レッドヴァーズ氏は日本のメディアを前に会見し、来年以降、ハファド殿下が日本で馬主資格を取得し、今回購入した馬たちは日本で走らせる意向であることを明らかにした。

記者会見でのやりとりは以下のとおり。

◎セレクトセールの印象を聞かせてください。
私自身は日本に来るのは2度目ですが、以前に中山グランドジャンプに来た時はレースだけでセリや生産地に来るのは初めてです。今回初めてセリに来たのですが、これだけのセリは世界でもないと思います。会場は美しく馬を見せるスキルも世界一だと思います。馬の質も英国のタタソールや米国のキーンランドのトップセールと比べてそん色ないものだと思いました。あらゆる意味で満足しました。ただ狙っていた良質の牝馬は価格が高すぎて買えませんでした。主催者にはもう少し安い値段で売って頂きたいという要望があります(笑)。

◎今回購入した馬たちは今後どうなる予定でしょう。
購入した5頭は基本的に全て日本で走らせたいと考えています。今回セリに参加するにあたって来年春に開業する予定だという中内田充正調教師(栗東)にいろいろ助けて頂きましたので事情が許せば中内田調教師に5頭とも預かって頂きたいと考えています。今回初めて日本での購買でしたから、ある程度試験的な意味も持っていますし、これから先日本に置いておいた馬がどういう成長をするのか、日本の競馬を理解しながら馬を見守って行きたいと考えています。そして将来はもっと大きな活動をしていければと考えています。

◎今回、日本のセリに参加することになった大きな動機は何でしょう?
何と言っても去年の凱旋門賞でのオルフェーヴルをはじめとする日本馬の活躍です。国際舞台で日本の馬が活躍を続けています。そうした能力の高い馬をファハド殿下も持ってみたい、日本に来ればそういう馬を見つけられる、それが一番の理由です。2つめは日本で馬主資格を申請するのですが、それは日本の賞金レベルがとても魅力的だからです。そうした魅力的な場所で馬主として戦って所有した馬で世界中で戦いたいというのが日本に来た理由です。


(取材:佐藤泉)

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