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15日(日)に東京競馬場で行われる第11回ヴィクトリアマイル(GI)に登録をしているスマートレイアー(牝6、栗東・大久保龍志厩舎)について、追い切り後の大久保龍志調教師と武豊騎手のコメントは以下の通り。

・大久保龍志調教師
(2連勝中。好調の要因は?)
「6歳になって突然良くなったわけではないのです。馬は歳とともに落ち着いていくものなので、それがちょうど今になったのかなと思います。
(工夫は)特にしていないのですが、競馬でデムーロ騎手や武豐騎手が上手く育ててくれたのだと思います。
後ろから行って届かないレースがけっこう多かったので、勝てるレースをジョッキーにリクエストしてみて、馬がそれに応えてくれたという形です。
昔は調教で引っ掛かったり、力みがあったりしたのですが、それが調教中にはあまりなくなってきました。競馬で前の方に行っても大丈夫ではないかということをジョッキーと相談しました。
前でも後ろでも真ん中でも行けるのではないかというのを理想としています。なかなかできませんが、そういう馬になってきたかなと思います」

(坂路での最終追い切りについて)
「今日やりましたが、持ったままで追わずに良い動きができました。追うとエキサイトするところがあるので、それを考慮しながら馬なりでやりました。馬なりで52秒台、終いも12秒台で行けているので、好調かなと思います。
武豐騎手は忙しくて日本にいなかったので、それほど話していません。馬のことをよく知っているので、任せたとしか言っていません」

(今回のレースに向けて)
「ヴィクトリアマイルは成績がいつも悪いのですが、重賞2連勝した勢いを保てていると思います。特に何かをするわけではありませんが、いつものレイアーの競馬をしてくれれば良いです。
(輸送で体が減ることについては)マイナス10キロのデータをうちも取っているので、それに対応するような普段の馬の作りをやっています。パフォーマンス的にはたぶんマイナス体重になっても落ちることはないかと思っています。
東京が苦手とか左回りが苦手とかいうことはないと思います。現実に東京新聞杯で勝っているので、上手く展開が向けば良い結果が出るのではないでしょうか」


・武豊騎手
(馬の印象で変わった部分は?)
「一年ぶりですが、それまで何度も乗せてもらってきた馬です。この2走は逃げて勝っているので、スタートが早くなったのかなという印象があります。
もともとデビューの頃はスタートが早い時がありましたし、別に脚質が決まっていた馬ではないので、幅が広がったかなという感じです」

(今回のレースに向けて)
「過去2回このレースでコンビを組んで、期待に応えられませんでした。この馬でこのレースに出られると決まった時は、よし今年こそはという気持ちが強かったです。当然、いろいろ考えて乗りたいです。
東京コース自体は悪くないですが、以前は遠征するとあまり万全の状態で出られない時もありました。ただ、その辺も年齢を重ねて克服してくれているのかなとは思っています。
1600mはこの馬にとってベストの距離だと思います。牝馬限定のGIということで、やはりここがGIホースになる最大のチャンスだと思います。私自身にとっても過去2年の悔しさをここで晴らせたらいいなと思っています」

(調教を見た印象は?)
「調教師になった気分でした(笑)。良かったのではないでしょうか。調教はいつも走るタイプですが、今回はそれほどやる必要がないので、私は乗らなくていいということでした。相変わらず良い動きをしているなと思いました。最終追い切りが無事終わったみたいなので、あとはレースまで楽しみです」

(取材:米田元気)

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