東京11Rの第21回NHKマイルカップ(GI、3歳、芝1600m)は1番人気メジャーエンブレム(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒8(良)。3/4馬身差2着に2番人気ロードクエスト、さらにクビ差で3着に12番人気レインボーラインが入った。
メジャーエンブレムは美浦・田村康仁厩舎の3歳牝馬で、父ダイワメジャー、母キャッチータイトル(母の父オペラハウス)。通算成績は7戦5勝。
~レース後のコメント~
1着 メジャーエンブレム(ルメール騎手)
「とても嬉しいです。桜花賞は前に行けず4着に終わりましたが、今日はスタートが良く、自分のペースで行けました。とてもリラックスしていて完璧なレースが出来ました。最後は後ろから来る馬が気になって、ゴールの時は少し怖かったです。今、彼女は一番上の馬です」
2着 ロードクエスト(池添騎手)
「3回目の騎乗で、今日は一番調子が良かったです。末脚を生かすように後ろから行こうと決めていました。3コーナーで、手前を替えるタイミングと重なって、前に乗っかかるような形になってロスがありました。メジャーエンブレムが逃げているのは見えていて、ゴチャつくと思ったので勢いをつけて外へ出して行きました。もう少しペースが流れて欲しかったのですが...」
(小島茂之調教師)
「運がないのでしょうか。あれだけ外を回って来るのだから偉い馬です。やはり左回りが合うのでしょう。攻めて調教してきたのは失敗じゃなかったです。この後は休んでもいいと思いますが、斤量が軽くなる安田記念や、出走出来るダービーも可能性はゼロではありません。一番可能性が大きいのはお休みですが、ギリギリまで待って、次にどうするかを決めたいと思います」
3着 レインボーライン(福永騎手)
「上位争いをするにはこれしかないと思っていました。強いて言えば併せる形に持ち込みたかったのですが、よく頑張ってくれました」
4着 ダンツプリウス(丸山騎手)
「もう少し内枠なら位置を主張しやすかったのですが、能力は示してくれました。もう少し流れて欲しかったです」
5着 トウショウドラフタ(田辺騎手)
「ここまでムキになっていたのは初めてです。リラックスして走っていた馬が気負っていました」
6着同着 ハクサンルドルフ(内田博騎手)
「マイルくらいの差し馬として能力を感じる走りでした。よく6着まで来てくれています」
9着 ストーミーシー(江田照騎手)
「中団でいい感じに運べましたが、流れが淡々としていましたね」
10着 シャドウアプローチ(T.ベリー騎手)
「休み明けでしたし、使って良くなりそうです」
13着 エクラミレネール(大野騎手)
「いい枠を引けて、いい競馬は出来たのですが...」
15着 ペルソナリテ(柴田大騎手)
「ゲートを歩いて出るような形でした。もうちょっとついて行ければ着順が上がったと思うのですが...」
16着 アーバンキッド(ボウマン騎手)
「勝ち馬について行って離されました。適性のある距離を見つけてあげられれば勝てるところもあると思います。乗りやすくていい馬です」
18着 シゲルノコギリザメ(松岡騎手)
「いいペースでしたし、あまり速い流れでも厳しくなりますし...」