８日（日）に東京競馬場で行われるＮＨＫマイルカップに出走を予定しているメジャーエンブレムについて田村康仁調教師のコメントは以下の通り。

「前走の桜花賞は自分の競馬になりませんでした。過去３戦のような形であれば良かったのですが、直線で前をさばくのに苦労して、自分で競馬を作るのではなく、他人の競馬に参加したようなもので良くなかったです。自分の競馬をしていればどうだったかと思っています。
その後はいつものパターンで、牧場に出して疲れを取って軽く時計を出し、レースの１０日前に入厩させました。今朝の追い切りはウッドコースで、離れた前の２頭を目標にして追いかける形できちんと反応していました。動きは問題ありません。桜花賞の時と比べても調子落ちはなく、状態は高いところで安定しています。
今回は府中の１６００メートルですから、いいラップを刻んで最後までまとめたクイーンカップのような形のレースがいいです。やはり積極的な競馬をさせた方がいいと思います。この馬のパターンに持ち込むように指示を出したいと思っています。今回は牡馬との対戦になりますが、この馬も男勝りの女の子なので負けないように頑張れると思います。
非常に才能のある馬なので、去年の１つ（阪神ジュベナイルフィリーズ）だけでは不満です。馬は非常に良い状態です。自分の形でレースをして、メジャーエンブレムのいい走りを皆さんにお見せしたいと思っています。」

（取材：小林雅巳）